1PM128|第1回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第1回午後(科目未分類)
眠りが浅く夢をよくみる。動悸、腱忘、倦怠感、食欲不振、軟便の症状を伴う患者の鍼灸治療について正しいのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
不眠・多夢・動悸・健忘と、倦怠感・食欲不振・軟便を一つの病証としてまとめる問題です。心の症状と脾の症状を分けて拾い、心脾両虚へ結び付けます。
解説
眠りが浅い、多夢、動悸、健忘は心血不足により心神が養われない所見です。倦怠感、食欲不振、軟便は脾気虚によって運化が低下した所見です。脾気虚により気血の生成が不足し、心血も養えなくなる病機を心脾両虚と整理します。そのため、設問の選択肢では心包経と脾経の関連穴を主に用いる考え方が適切です。持続する動悸や著しい体重減少などは現代医学的評価も必要です。
選択肢の確認
1.心と肝の病証なので主として心包経と肝経との関連経穴を用いる。:誤り。肝の疏泄失調や肝血虚を示す決め手よりも、食欲不振・軟便という脾虚所見が明確です。
2.肝と脾の病証なので主として肝経と脾経との関連経穴を用いる。:誤り。脾の病証はありますが、動悸・健忘・多夢は心血不足を示し、肝が中心ではありません。
3.心と腎の病証なので主として心包経と腎経との関連経穴を用いる。:誤り。腎陰虚や心腎不交でみられる腰膝酸軟、五心煩熱、盗汗などが示されていません。
4.心と脾の病証なので主として心包経と脾経との関連経穴を用いる。:正しい。心神失養を示す動悸・健忘・不眠と、脾気虚を示す倦怠感・食欲不振・軟便がそろっています。
覚えるポイント
- 動悸・健忘・不眠・多夢は心血不足を考える。
- 倦怠感・食欲不振・軟便は脾気虚を考える。
- 心血不足と脾気虚の併存は心脾両虚である。