1PM130|第1回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第1回午後(科目未分類)
45歳の男性。2日前からかぜ症状があったが、今朝は左眼瞼の開閉不能、食物が左口角から漏れるようになった。鼻唇溝消失がみられる。障害神経を目標に施術する場合の適切な経穴はどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
急性に生じた片側の閉眼不能、口角からの食物漏れ、鼻唇溝消失から障害神経を同定し、その神経に近い経穴を選ぶ症例問題です。
解説
左眼瞼の閉鎖不能、左口角からの食物漏れ、左鼻唇溝消失は、同側の表情筋が広く麻痺する末梢性顔面神経麻痺を示します。翳風は耳垂後方、乳様突起と下顎枝の間の陥凹部にあり、顔面神経が茎乳突孔を出て走行する部位に近い経穴です。そのため障害神経を目標とする選択肢では翳風が適切です。ただし急性顔面麻痺では脳卒中、耳疾患、帯状疱疹などを鑑別し、まず医療機関で評価を受けることが重要です。局所は神経・血管が近いため深刺や粗暴な操作を避けます。
選択肢の確認
1.風府:誤り。風府は後頭部正中、外後頭隆起下方にある督脈穴で、顔面神経の末梢走行部ではありません。
2.風門:誤り。風門は上背部の膀胱経穴で、顔面神経に近接しません。
3.秉風:誤り。秉風は肩甲部の小腸経穴で、顔面神経を目標とする部位ではありません。
4.翳風:正しい。翳風は耳垂後方にあり、茎乳突孔を出た顔面神経の走行に近接します。
覚えるポイント
- 閉眼不能・口角下垂・鼻唇溝消失は顔面神経麻痺を考える。
- 翳風は耳垂後方で顔面神経の走行に近い。
- 急性顔面麻痺では脳卒中や帯状疱疹などを医療機関で鑑別する。
- 耳後部では神経・血管を考慮し、深刺を避ける。