1PM138|第1回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第1回午後(科目未分類)
次の症例について、問いに答えよ。40 歳の男性。残業が続き1週間前から項部、後頭部に締め付けられるような鈍痛と肩こりがある。医療機関での検査では頭蓋内病変はないという。鍼灸治療で適切なのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
前問で判断した筋収縮性頭痛に対し、病態に合う鍼灸治療を選ぶ連問です。筋緊張が中心であるため、緊張部への安全な局所施術が基本となります。
解説
筋収縮性頭痛では、後頭下筋群、僧帽筋、板状筋など頭頸部筋の過緊張と圧痛が関与します。そのため、診察で確認した筋緊張部や圧痛部へ適切な深度・刺激量で施術する選択肢が合います。血管拍動部への刺鍼は血管損傷の危険があり、洞刺は頸動脈洞付近を刺激する危険性があるため不適切です。項頸部では肺尖、椎骨動脈、神経などの局所解剖を踏まえ、深刺や内側方向への粗暴な刺入を避けます。
選択肢の確認
1.患部の筋緊張部への刺鍼:正しい。病態の中心である後頭部・項部・肩部の筋緊張を確認し、その部位へ安全に施術します。
2.頭部の血管拍動部への刺鍼:誤り。頭部の血管拍動部を狙う刺鍼は血管損傷の危険があり、筋収縮性頭痛の病態にも合いません。
3.胃経の要穴への刺鍼:誤り。胃経の要穴を一律に選ぶ根拠はなく、症例では局所筋緊張への対応が優先されます。
4.洞刺:誤り。洞刺は頸動脈洞付近への刺激で、失神や循環変動の危険があり、本症例に適切ではありません。
覚えるポイント
- 筋収縮性頭痛では緊張・圧痛のある筋を評価する。
- 血管拍動部や頸動脈洞を狙った刺鍼は避ける。
- 項頸部では肺尖・椎骨動脈・神経を意識して深刺しない。