1PM140第1回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第1回午後(科目未分類)

次の症例について問いに答えよ。28歳の女性。2年前より右前腕から手部にかけて鈍痛を覚えるようになった。現在は上肢の脱力感、しびれに加え冷えも感じるようになり、上肢の挙上で症状は増悪する。病態に関連する治療経穴として適切でないのはどれか。

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正解: 4

正答

4

この問題のポイント

胸郭出口症候群の絞扼部位と、その近くにある治療経穴を対応させる連問です。斜角筋隙、肋鎖間隙、小胸筋下に近い経穴を考えます。

解説

胸郭出口症候群では、前・中斜角筋間、鎖骨と第1肋骨の間、小胸筋腱下などで腕神経叢や鎖骨下血管が圧迫されます。天鼎は前頸部、気戸は鎖骨下部、中府は前胸部外側で、これらの病態関連部位に比較的近接します。大包は腋窩中線上の第6肋間付近にあり、胸郭出口の主な絞扼部位から離れるため不適切です。頸胸部は肺・胸膜・鎖骨下血管・腕神経叢が近く、深刺や下内方への刺入を避けるなど厳重な安全管理が必要です。

選択肢の確認

1.天鼎:適切です。天鼎は前頸部にあり、斜角筋部に関連する局所穴として考慮されます。
2.気戸:適切です。気戸は鎖骨下部にあり、肋鎖間隙周辺の病態と位置的に関連します。
3.中府:適切です。中府は前胸部外側にあり、小胸筋や鎖骨下部周辺の緊張に関連して用いられます。
4.大包:適切でない。大包は側胸部の第6肋間付近にあり、胸郭出口の主要な絞扼部位から離れています。

覚えるポイント

  • 胸郭出口の絞扼部位は斜角筋隙・肋鎖間隙・小胸筋下である。
  • 大包は側胸部にあり、主な絞扼部位から離れる。
  • 頸胸部刺鍼では肺・胸膜・鎖骨下血管・腕神経叢の損傷を避ける。
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