20AM17|第20回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第20回午前(科目未分類)
橈骨神経について正しいのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
橈骨神経の由来、走行、支配領域を問う問題です。
腕神経叢のどの神経束から出るか、どこを通るかを確認します。
解説
橈骨神経は、上腕の後面で上腕骨の橈骨神経溝に沿って走行し、外側上顆の前方で浅枝と深枝に分かれます。このうち深枝は回外筋を貫いて前腕後面に出て、後骨間神経となって前腕の伸筋群を支配します。したがって「回外筋を貫く」が正しく、これが正答です。この部で絞扼されるのが後骨間神経症候群です。
由来については、橈骨神経は腕神経叢の後神経束から出ます。外側神経束から出るのは筋皮神経と正中神経の外側根です。
走行については、橈骨神経は上腕深動脈とともに上腕三頭筋の裂孔を通って上腕後面に至ります。腋窩隙(四角形の間隙)を通るのは腋窩神経と後上腕回旋動脈です。
感覚支配については、橈骨神経は上腕と前腕の後面、および手背の橈側の皮膚知覚を担います。手掌の橈側半の知覚を担うのは正中神経です。
選択肢の確認
1.腕神経叢の外側神経束に由来する。
誤り。後神経束に由来します。
2.内側腋窩隙を通過する。
誤り。上腕三頭筋の裂孔を通って上腕後面に至ります。
3.回外筋を貫く。
正しい。深枝が回外筋を貫き、後骨間神経となります。
4.手掌橈側半の感覚を支配する。
誤り。手掌橈側半は正中神経の支配です。
覚えるポイント
- 橈骨神経=後神経束由来、上腕骨の橈骨神経溝を走行、回外筋を貫く深枝。
- 支配=上腕三頭筋、腕橈骨筋、前腕伸筋群。麻痺で下垂手。
- 感覚=上腕・前腕の後面、手背の橈側。手掌の橈側は正中神経。
- 上腕骨骨幹部骨折や圧迫で麻痺しやすい。