20AM18|第20回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第20回午前(科目未分類)
脊柱の靱帯について正しい記述はどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
脊柱の靱帯の位置関係を問う問題です。
椎体の前後、椎弓間、棘突起という三つの領域で整理します。
解説
環椎横靱帯は、環椎(第1頸椎)の左右の外側塊を結ぶ強い靱帯で、軸椎(第2頸椎)の歯突起の後面を押さえるように走ります。これにより歯突起が後方へずれて脊髄を圧迫することを防いでいます。したがってこの記述が正しくなります。関節リウマチではこの靱帯がゆるみ、環軸関節亜脱臼を生じるため、頸部の急な操作を避ける配慮が必要です。
黄色靱帯は、上下に隣り合う椎弓の間を結ぶ弾性線維に富む靱帯で、脊柱管の後壁の一部をなします。椎体の後面ではありません。加齢による肥厚は腰部脊柱管狭窄症の一因になります。
項靱帯は、頸部で棘突起の後方に張る膜状の靱帯で、棘上靱帯が頸部で発達したものです。椎間円板の前面ではありません。
後縦靱帯は、椎体の後面を上下に走る靱帯で、脊柱管の前壁(椎孔の腹側)にあたります。椎孔の背側ではありません。後縦靱帯骨化症では脊髄が前方から圧迫されます。
選択肢の確認
1.黄色靱帯は椎体の後面にある。
誤り。黄色靱帯は椎弓の間を結びます。椎体の後面は後縦靱帯です。
2.環椎横靱帯は歯突起の後面にある。
正しい。歯突起を後方から押さえ、脊髄の圧迫を防ぎます。
3.項靱帯は椎間円板の前面にある。
誤り。項靱帯は頸部の棘突起の後方に張ります。
4.後縦靱帯は椎孔の背側にある。
誤り。後縦靱帯は椎体の後面、すなわち椎孔の腹側にあります。
覚えるポイント
- 前縦靱帯=椎体の前面、後縦靱帯=椎体の後面(脊柱管の前壁)。
- 黄色靱帯=椎弓の間(脊柱管の後壁)、肥厚で脊柱管狭窄。
- 棘上靱帯・棘間靱帯=棘突起、頸部では項靱帯。
- 環椎横靱帯=歯突起の後面を押さえる。関節リウマチで緩みやすい。