20AM24|第20回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第20回午前(科目未分類)
副腎について正しい記述はどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
副腎の発生と構造を問う問題です。
皮質と髄質で由来が異なる点が要点です。
解説
副腎は、外側の皮質と内側の髄質からなり、発生の由来が全く異なります。皮質は中胚葉性の体腔上皮(腹膜上皮)に由来し、髄質は神経堤(外胚葉)に由来します。髄質は交感神経の節後ニューロンが変化したものと理解されます。したがって「皮質は腹膜上皮に由来する」が正しく、正答です。
アルドステロンは、副腎皮質の球状層から分泌されるミネラルコルチコイドです。髄質から分泌されるのはアドレナリンとノルアドレナリンです。
副腎は腎臓とともに腹膜後器官であり、間膜をもちません。間膜(腸間膜など)をもつのは、腹腔内に懸垂されている臓器です。
副腎から分泌されるホルモンは、副腎静脈を経て下大静脈へ入り、全身の血流に乗って標的器官へ運ばれます。門脈へ分泌されるのではありません(門脈に注ぐのは消化管や脾臓からの静脈血です)。
選択肢の確認
1.髄質からアルドステロンが分泌される。
誤り。アルドステロンは皮質の球状層から分泌されます。
2.皮質は腹膜上皮に由来する。
正しい。皮質は中胚葉性の体腔上皮に由来します。
3.副腎には間膜がある。
誤り。腹膜後器官であり間膜はありません。
4.副腎からのホルモンは門脈に分泌される。
誤り。副腎静脈を経て下大静脈へ入ります。
覚えるポイント
- 副腎皮質=中胚葉(体腔上皮)由来。球状層(アルドステロン)、束状層(コルチゾール)、網状層(アンドロゲン)。
- 副腎髄質=神経堤由来。アドレナリン、ノルアドレナリン。交感神経節前線維の直接支配。
- 副腎は腹膜後器官で間膜をもたない。
- ホルモンは血流(副腎静脈→下大静脈)に分泌される。