20AM25|第20回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第20回午前(科目未分類)
腹大動脈から起こる枝について正しい記述はどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
腹大動脈の枝とその分布を問う問題です。
三つの主要な腹部内臓枝の担当領域を整理します。
解説
腹腔動脈は、腹大動脈から最初に分かれる腹部内臓枝で、左胃動脈、総肝動脈、脾動脈の三つに分かれます。脾動脈が脾臓を養うため、腹腔動脈は脾臓を養うという記述は正しくなります。腹腔動脈の支配領域は、食道下部、胃、十二指腸の上部、肝臓、胆嚢、膵臓の一部、脾臓です。
腎動脈は、第1から第2腰椎の高さで腹大動脈から左右に分かれます。第4腰椎ではありません(第4腰椎の高さで腹大動脈は左右の総腸骨動脈に分かれます)。
下腸間膜動脈は、下行結腸、S状結腸、直腸上部を養います。回腸を養うのは上腸間膜動脈です。上腸間膜動脈は、十二指腸の下部から空腸、回腸、上行結腸、横行結腸の右3分の2までを担当します。
精巣動脈(女性では卵巣動脈)は腹大動脈から直接分かれ、精巣動脈は鼠径管を通って精巣に達します。鼠径靱帯の深層(血管裂孔)を通るのは大腿動脈と大腿静脈です。
選択肢の確認
1.腹腔動脈は脾臓を養う。
正しい。脾動脈を分枝して脾臓を養います。
2.腎動脈は第4腰椎の高さで起こる。
誤り。第1から第2腰椎の高さで分かれます。
3.下腸間膜動脈は回腸を養う。
誤り。回腸は上腸間膜動脈が養います。
4.精巣動脈は鼠径靱帯の深層を通る。
誤り。鼠径管を通って精巣に達します。
覚えるポイント
- 腹腔動脈=左胃動脈、総肝動脈、脾動脈。胃、肝、胆、脾、膵の一部。
- 上腸間膜動脈=空腸、回腸、上行結腸、横行結腸の右3分の2。
- 下腸間膜動脈=下行結腸、S状結腸、直腸上部。
- 腹大動脈から直接分岐=腎動脈、精巣(卵巣)動脈、副腎動脈。