20AM32|第20回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第20回午前(科目未分類)
血液量をモニターしているのは主にどの受容器か。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
循環の受容器が、それぞれ何をモニターしているかを問う問題です。
高圧系と低圧系、圧受容器と化学受容器を区別します。
解説
**心肺部圧受容器(低圧受容器)**は、心房や肺静脈など圧の低い部位の血管壁にある伸展受容器で、**循環血液量(体液量)**の変化を感知します。血液量が減ると伸展が弱まり、その情報が視床下部に伝わってバソプレシンの分泌が増え、口渇も生じます。したがってこれが正答です。
頸動脈洞圧受容器と大動脈弓圧受容器は、高圧系の動脈にある圧受容器で、動脈血圧の変化を感知します。血圧が上がると興奮し、延髄の心臓血管中枢を介して心拍数と血管の緊張を下げて血圧を戻します(圧受容器反射)。血液量そのものをモニターするものではありません。
大動脈小体化学受容器は、頸動脈小体とともに末梢化学受容器であり、動脈血の酸素分圧の低下、二酸化炭素分圧の上昇、水素イオン濃度の上昇を感知して呼吸を促進します。血液量ではなく血液の化学的な性状をモニターします。
選択肢の確認
1.頸動脈洞圧受容器
誤り。動脈血圧をモニターする高圧受容器です。
2.大動脈弓圧受容器
誤り。同じく動脈血圧をモニターします。
3.大動脈小体化学受容器
誤り。血液の酸素分圧などをモニターする化学受容器です。
4.心肺部圧受容器
正しい。低圧系にあり、循環血液量をモニターします。
覚えるポイント
- 心肺部圧受容器(低圧受容器)=循環血液量、バソプレシン分泌と口渇に関与。
- 頸動脈洞・大動脈弓の圧受容器(高圧受容器)=動脈血圧、圧受容器反射。
- 頸動脈小体・大動脈小体(末梢化学受容器)=酸素分圧低下に鋭敏、呼吸を促進。
- 中枢化学受容器(延髄)は二酸化炭素分圧と水素イオン濃度に反応する。