20AM33|第20回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第20回午前(科目未分類)
肺循環について正しい記述はどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
**肺循環(小循環)**の特徴を問う問題です。
体循環との圧の違いと、血管を流れる血液の性質を確認します。
解説
肺循環は、右心室から肺動脈を経て肺へ、肺静脈を経て左心房へ戻る経路です。肺は心臓のすぐ隣にあり血管抵抗が小さいため、肺動脈圧は体循環の動脈圧よりはるかに低くなります(収縮期でおおよそ20から30ミリメートル水銀柱程度)。したがってこの記述が正しくなります。この低圧であることが、肺での効率的なガス交換と、肺水腫を起こしにくい仕組みを支えています。
大循環と呼ばれるのは体循環です。肺循環は小循環と呼ばれます。
肺動脈には、全身から戻ってきた酸素の少ない静脈血が流れます。「動脈には動脈血」という思い込みが通用しない代表例です。逆に肺静脈には、ガス交換を終えた酸素の多い動脈血が流れます。
肺静脈は、左心房に血液を運びます。右心房ではありません。右心房に注ぐのは上大静脈、下大静脈、冠状静脈洞です。
選択肢の確認
1.大循環とも呼ばれる。
誤り。大循環と呼ばれるのは体循環です。肺循環は小循環です。
2.体循環の動脈圧より低い。
正しい。血管抵抗が小さく、低圧の循環系です。
3.肺動脈は動脈血を運ぶ。
誤り。肺動脈には静脈血が流れます。
4.肺静脈は右心房に血液を運ぶ。
誤り。肺静脈は左心房に注ぎます。
覚えるポイント
- 肺循環(小循環)=右心室→肺動脈(静脈血)→肺→肺静脈(動脈血)→左心房。
- 肺動脈圧は体循環より著しく低い。
- 左心不全では肺静脈系がうっ滞し、肺うっ血と肺水腫を生じる。
- 右心房に注ぐ=上大静脈、下大静脈、冠状静脈洞。