20AM37|第20回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第20回午前(科目未分類)
ある物質Sのクリアランスを求める際の指標として必要でないのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
クリアランスの計算に必要な要素を問う問題です。
定義式を思い出すと、必要でないものが見えてきます。
解説
クリアランスとは、ある物質が1分間に完全に取り除かれる血漿の量(容積)を表す指標です。計算式は次のとおりです。
クリアランス=(尿中濃度×1分間あたりの尿量)÷血漿濃度
したがって、必要なのは物質Sの尿中濃度、物質Sの血漿濃度、そして1分間あたりの尿量の三つです。
1分間あたりの腎血流量は、この計算式には含まれません。したがってこれが正答です。腎血流量は腎機能を評価する別の指標であり、パラアミノ馬尿酸のクリアランスから推定されます。
なお、イヌリンは糸球体で自由にろ過され、尿細管で再吸収も分泌もされないため、そのクリアランスは糸球体ろ過量(GFR)そのものを表します。臨床では、内因性の物質であるクレアチニンのクリアランスがGFRの近似として用いられます。
選択肢の確認
1.物質Sの尿中濃度
誤り(必要である)。計算式の分子に含まれます。
2.物質Sの血漿濃度
誤り(必要である)。計算式の分母にあたります。
3.1分間あたりの腎血流量
正しい。クリアランスの計算には必要ありません。これが正答です。
4.1分間あたりの尿量
誤り(必要である)。計算式の分子に含まれます。
覚えるポイント
- クリアランス=(尿中濃度×尿量)÷血漿濃度。
- イヌリンクリアランス=糸球体ろ過量(GFR)。臨床ではクレアチニンで近似。
- パラアミノ馬尿酸クリアランス=腎血漿流量の推定。
- GFRは腎機能の代表的な指標。