20AM40第20回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第20回午前(科目未分類)

シナプス伝達について正しい記述はどれか。

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正解: 4

正答

4

この問題のポイント

シナプス伝達の性質を問う問題です。

活動電位との違いを意識して整理します。

解説

可塑性とは、使われ方によってシナプスの伝達効率が変化する性質のことです。繰り返し使われるシナプスでは伝達が強まり(長期増強)、使われないシナプスでは弱まります(長期抑圧)。この性質が、学習と記憶の基盤になると考えられています。したがってシナプス伝達は可塑性をもち、これが正答です。

全か無の法則に従うのは活動電位です。シナプス後電位(興奮性シナプス後電位や抑制性シナプス後電位)は、放出された伝達物質の量に応じて大きさが変化する段階的な電位であり、全か無の法則には従いません。

シナプス後膜の過分極は起こります。抑制性の伝達物質(GABAやグリシン)が作用すると、塩化物イオンの流入やカリウムイオンの流出により膜電位が負の方向へ動き、**抑制性シナプス後電位(過分極)**が生じます。これによりそのニューロンは興奮しにくくなります。

薬物の影響については、シナプスは伝達物質の合成、放出、受容体への結合、分解、再取り込みという多くの段階を含むため、薬物の影響を受けやすい部位です。多くの向精神薬や自律神経作用薬がシナプスに作用します。

選択肢の確認

1.全か無の法則に従う。
誤り。全か無の法則に従うのは活動電位です。

2.シナプス後膜で過分極は起こらない。
誤り。抑制性シナプス後電位として過分極が起こります。

3.薬物の影響を受けにくい。
誤り。多くの段階を含むため薬物の影響を受けやすい部位です。

4.可塑性をもつ。
正しい。使われ方により伝達効率が変化し、学習と記憶の基盤となります。

覚えるポイント

  • シナプス伝達=一方向性、シナプス遅延、易疲労性、薬物の影響を受けやすい、可塑性
  • 全か無の法則は活動電位の性質。シナプス後電位は段階的。
  • 興奮性(脱分極)と抑制性(過分極)の両方がある。
  • 主な伝達物質=アセチルコリン、ノルアドレナリン、GABA、グリシン、グルタミン酸。
20AM3920AM41
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