20AM44|第20回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第20回午前(科目未分類)
痛覚に関する記述で正しいのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
痛覚の性質を問う問題です。
受容器の形態、関連痛の機序、線維の種類、順応を確認します。
解説
痛覚の受容器(侵害受容器)は、特別な構造をもたない自由神経終末です。皮膚、粘膜、筋、関節、骨膜、内臓など全身に広く分布します。したがってこの記述が正しく、正答です。C線維の終末にあるポリモーダル受容器、Aδ線維の終末にある高閾値機械受容器がこれにあたります。
関連痛は、内臓の障害によって、その内臓と同じ脊髄分節に対応する体表に痛みが感じられる現象です。内臓と皮膚からの求心線維が脊髄後角の同じニューロン(広作動域ニューロン)に収束するために起こります。皮膚の炎症で生じるものではありません。心筋梗塞での左肩や左上肢の痛みが代表例です。
鋭い痛み(一次痛)は、細い有髄のAδ線維によって伝えられます。C線維が伝えるのは、遅れて生じる鈍く持続する痛み(二次痛)です。記述が逆になっています。
順応については、痛覚は生体への警告信号であるため、**順応しにくい(順応が起こりにくい)**感覚です。触覚や温度覚が順応しやすいのとは対照的です。
選択肢の確認
1.受容器は自由神経終末である。
正しい。特別な構造をもたない神経終末が侵害受容器となります。
2.関連痛は皮膚の炎症で生じる。
誤り。内臓の障害により体表に感じられる痛みです。
3.鋭い痛みはC線維で伝えられる。
誤り。鋭い一次痛はAδ線維、鈍い二次痛がC線維です。
4.順応しやすい。
誤り。痛覚は順応しにくい感覚です。
覚えるポイント
- 侵害受容器=自由神経終末(ポリモーダル受容器、高閾値機械受容器)。
- Aδ線維=鋭い一次痛、C線維=鈍い二次痛。
- 関連痛=内臓と体表の求心線維が脊髄後角で収束して生じる。
- 痛覚は順応しにくい、触覚と温度覚は順応しやすい。