20AM45|第20回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第20回午前(科目未分類)
日和見感染を引き起こす病原体はどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
日和見感染の原因となる病原体を問う問題です。
健康な人には病気を起こさない弱毒菌はどれかを考えます。
解説
日和見感染は、健康な人には通常は病気を起こさない弱毒菌や常在菌が、宿主の抵抗力が低下したときに感染症を起こすものです。
セラチア菌は、環境中や水回りに広く存在するグラム陰性桿菌で、健康な人には通常無害ですが、免疫機能の低下した患者や医療器具を介して感染し、敗血症や尿路感染症を起こします。院内感染の起因菌としても重要です。したがってこれが正答です。同様の日和見感染の起因菌として、緑膿菌、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌、カンジダ、アスペルギルス、ニューモシスチス、サイトメガロウイルスなどがあります。
麻疹ウイルスは感染力が非常に強く、免疫のない健康な人にも高率に発症させます。日和見感染の病原体ではありません。
ヘリコバクター・ピロリは胃粘膜に持続感染し、慢性胃炎、胃・十二指腸潰瘍、胃癌の原因となります。免疫低下を前提とするものではありません。
髄膜炎菌は、健康な人にも侵襲性髄膜炎菌感染症(髄膜炎、敗血症)を起こす病原性の強い菌です。
選択肢の確認
1.セラチア菌
正しい。環境常在菌であり、抵抗力の低下した人に感染症を起こします。
2.麻疹ウイルス
誤り。健康な人にも高率に発症させる感染力の強いウイルスです。
3.ヘリコバクター・ピロリ
誤り。胃に持続感染し、胃炎や潰瘍、胃癌の原因となります。
4.髄膜炎菌
誤り。健康な人にも重篤な感染症を起こす病原性の強い菌です。
覚えるポイント
- 日和見感染=宿主の抵抗力低下により、弱毒菌や常在菌が起こす感染。
- 代表=セラチア、緑膿菌、MRSA、カンジダ、アスペルギルス、ニューモシスチス。
- 宿主要因=高齢、糖尿病、悪性腫瘍、免疫抑制薬、広範囲熱傷、カテーテル留置。
- 対策として標準予防策と手指衛生が基本となる。