20AM46|第20回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第20回午前(科目未分類)
最も頻度の高い塞栓はどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
塞栓の原因として最も頻度が高いものを問う問題です。
解説
塞栓とは、血流に乗って運ばれた異物が血管を閉塞することです。その原因として圧倒的に多いのが血栓であり、これによる塞栓を血栓塞栓症といいます。したがってこれが正答です。
代表例として、下肢の深部静脈にできた血栓が肺動脈を閉塞する肺血栓塞栓症(いわゆるエコノミークラス症候群)や、心房細動により左心房内にできた血栓が脳動脈を閉塞する心原性脳塞栓症があります。
腫瘍による塞栓は、悪性腫瘍細胞が血管内に入って運ばれるもので、転移の過程でみられますが頻度は高くありません。
空気(ガス)塞栓は、中心静脈カテーテルの操作時の空気混入や、潜水後の減圧症で生じます。
脂肪塞栓は、長管骨の骨折後や整形外科手術後に、骨髄の脂肪が血中に入って生じます。呼吸不全、意識障害、点状出血を三徴とします。
このほか、分娩時の羊水塞栓も重篤な病態として知られます。
選択肢の確認
1.腫瘍
誤り。転移の過程でみられますが、頻度は高くありません。
2.血栓
正しい。塞栓の原因として最も頻度が高いものです。
3.空気
誤り。カテーテル操作や減圧症で生じますが、まれです。
4.脂肪
誤り。長管骨骨折後などにみられますが、頻度は高くありません。
覚えるポイント
- 塞栓の原因は血栓が最多。
- 肺血栓塞栓症=下肢深部静脈血栓が原因、長時間の同一姿勢が誘因。
- 心原性脳塞栓症=心房細動が原因、突然発症で重症になりやすい。
- 血栓形成の三要素=血流の停滞、血管内皮の傷害、凝固能の亢進。