20AM47|第20回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第20回午前(科目未分類)
褐色萎縮のときに沈着する色素はどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
萎縮に伴う色素沈着を問う問題です。
沈着する色素の種類と、その由来を区別します。
解説
褐色萎縮は、加齢や慢性の消耗性疾患によって臓器が萎縮するとき、細胞内に褐色の色素が沈着して臓器全体が褐色を帯びる現象です。心臓と肝臓でよくみられます。
このとき沈着する色素が**リポフスチン(消耗色素)**です。細胞内の膜成分が酸化を受けて生じる分解産物が、リソソームで完全には処理されずに蓄積したもので、加齢とともに増えることから「老化色素」とも呼ばれます。したがってこれが正答です。
ヘモジデリンは、赤血球の破壊によって生じる鉄を含む色素です。出血後の組織、うっ血した臓器(慢性肺うっ血の心不全細胞)、鉄過剰症などで沈着します。
メラニンは、表皮の基底層にあるメラノサイトが産生する黒褐色の色素で、紫外線から皮膚を守ります。アジソン病では色素沈着が増加し、白斑では減少します。
ビリルビンは、ヘモグロビンの分解産物である黄色の胆汁色素で、増加すると黄疸をきたします。
選択肢の確認
1.ヘモジデリン
誤り。赤血球の破壊による鉄を含む色素です。
2.メラニン
誤り。メラノサイトが産生する皮膚の色素です。
3.ビリルビン
誤り。ヘモグロビン由来の胆汁色素で、黄疸に関わります。
4.リポフスチン
正しい。褐色萎縮でみられる消耗色素(老化色素)です。
覚えるポイント
- 褐色萎縮=リポフスチンの沈着。心臓と肝臓に多い。加齢や消耗性疾患。
- ヘモジデリン=鉄を含む、出血後やうっ血、鉄過剰症。
- メラニン=表皮基底層、アジソン病で増加。
- ビリルビン=黄疸の原因となる胆汁色素。