20AM49|第20回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第20回午前(科目未分類)
炎症の経過で最も初期にみられる現象はどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
急性炎症の時間経過を問う問題です。
血管の反応、細胞の反応、修復という順序で整理します。
解説
急性炎症では、まず血管の反応が起こります。その最初の変化が、ごく短時間の細動脈の収縮です。刺激直後に一過性に細動脈が収縮し、続いて速やかに拡張へ転じます。したがって最も初期にみられる現象は細動脈の収縮であり、これが正答です。
その後、細動脈が拡張して血流が増加し、発赤と熱感が生じます。次いで、ヒスタミンやキニン、神経ペプチドの作用により細静脈の血管透過性が亢進し、血漿成分が血管外へ流出して腫脹(浮腫)が生じます。
続いて細胞の反応が起こります。白血球が血管内皮に接着し、血管外へ遊走します。まず好中球が集まって細菌や壊死組織を貪食し、その後マクロファージが主役となります。
最後に修復の段階に入り、毛細血管の増生と線維芽細胞の増生により肉芽組織が形成され、膠原線維が産生されて瘢痕となります。
選択肢の確認
1.炎症巣への白血球の遊走
誤り。血管の反応に続いて起こる細胞の反応です。
2.細動脈の収縮
正しい。刺激直後に一過性に起こる、最も早期の変化です。
3.血漿成分の血管外への流出
誤り。血管拡張と透過性亢進に続いて起こります。
4.線維芽細胞の増生
誤り。修復期にみられる最も遅い変化です。
覚えるポイント
- 急性炎症の順序=細動脈の一過性収縮→拡張→透過性亢進(血漿漏出)→白血球遊走→修復。
- 細胞の順序=好中球→マクロファージ→リンパ球・線維芽細胞。
- 炎症の四徴=発赤、腫脹、熱感、疼痛(+機能障害)。
- 血管透過性を高める物質=ヒスタミン、ブラジキニン、ロイコトリエン。