20AM50|第20回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第20回午前(科目未分類)
アレルギー反応と疾患との組合せで正しいのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
アレルギーの型と疾患を対応させる問題です。
関与する免疫の仕組みで分類します。
解説
**III型アレルギー(免疫複合体型)**は、抗原と抗体が結合してできた免疫複合体が組織に沈着し、補体を活性化して組織を傷害するものです。**全身性エリテマトーデス(SLE)**が代表であり、免疫複合体が腎の糸球体などに沈着してループス腎炎を起こします。ほかに急性糸球体腎炎、血清病、過敏性肺炎などが該当します。したがってこの組合せが正しくなります。
**I型アレルギー(即時型)**は、IgEと肥満細胞が関与し、抗原に接して数分から数十分で症状が現れます。アナフィラキシーショック、気管支喘息、アレルギー性鼻炎、蕁麻疹、アトピー性皮膚炎、食物アレルギーが該当します。したがってアトピー性皮膚炎はII型ではありません。
**II型アレルギー(細胞傷害型)**は、細胞表面の抗原に抗体が結合して細胞が傷害されるもので、自己免疫性溶血性貧血、特発性血小板減少性紫斑病、グッドパスチャー症候群、重症筋無力症が該当します。したがってグッドパスチャー症候群はV型ではなくII型です。
**V型(刺激型)**は、受容体に対する抗体が受容体を刺激するもので、バセドウ病が代表です(II型に含める分類もあります)。したがってバセドウ病はI型ではありません。
選択肢の確認
1.Ⅰ型-バセドウ病
誤り。バセドウ病は受容体を刺激する型(V型、あるいはII型)です。
2.Ⅱ型-アトピー性皮膚炎
誤り。アトピー性皮膚炎は主にI型アレルギーです。
3.Ⅲ型-全身性エリテマトーデス
正しい。免疫複合体の沈着による組織傷害です。
4.Ⅴ型-グッドパスチャー症候群
誤り。グッドパスチャー症候群はII型(抗基底膜抗体)です。
覚えるポイント
- I型=IgE、即時型。アナフィラキシー、喘息、花粉症、蕁麻疹、アトピー性皮膚炎。
- II型=細胞傷害型。自己免疫性溶血性貧血、グッドパスチャー症候群、重症筋無力症。
- III型=免疫複合体型。SLE、急性糸球体腎炎、血清病。
- IV型=T細胞、遅延型。接触性皮膚炎、ツベルクリン反応。V型=刺激型。バセドウ病。