20AM52|第20回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第20回午前(科目未分類)
手指の変形でPIP関節屈曲、DIP関節過伸展を示すのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
手指の変形を、各関節の肢位から見分ける問題です。
近位指節間関節(PIP)と遠位指節間関節(DIP)の向きに注目します。
解説
ボタン穴変形は、PIP関節が屈曲し、DIP関節が過伸展する変形です。指伸筋腱の中央索が断裂または延長し、両側の側索が掌側へずれることで生じます。ボタンの穴から指を出したような形になることからこの名があります。関節リウマチや外傷でみられます。したがってこれが正答です。
スワンネック変形は、これとは逆にPIP関節が過伸展し、DIP関節が屈曲する変形です。白鳥の首のような形になることからこの名があります。こちらも関節リウマチで典型的にみられます。二つは肢位が正反対であるため、対にして覚えます。
尺側偏位は、中手指節関節(MP関節)で手指が小指側へ流れるように偏る変形で、関節リウマチの手の代表的な変形です。
鷲手は、尺骨神経麻痺によって骨間筋と虫様筋が麻痺し、MP関節が過伸展して指節間関節が屈曲する変形です。特に環指と小指で目立ちます。神経麻痺による変形であり、関節の破壊によるものではありません。
選択肢の確認
1.スワンネック変形
誤り。PIP関節が過伸展、DIP関節が屈曲する変形です。
2.ボタン穴変形
正しい。PIP関節が屈曲、DIP関節が過伸展する変形です。
3.尺側偏位
誤り。MP関節で手指が小指側へ偏る変形です。
4.鷲手
誤り。尺骨神経麻痺による変形です。
覚えるポイント
- ボタン穴変形=PIP屈曲+DIP過伸展。
- スワンネック変形=PIP過伸展+DIP屈曲。二つは正反対。
- 関節リウマチの手=ボタン穴変形、スワンネック変形、尺側偏位。
- 鷲手=尺骨神経麻痺、猿手=正中神経麻痺、下垂手=橈骨神経麻痺。