20AM53|第20回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第20回午前(科目未分類)
前庭性眩暈の記述で正しいのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
**前庭性めまい(末梢性めまい)**の特徴を問う問題です。
中枢性との違いを意識して整理します。
解説
前庭性めまいは、内耳の前庭や半規管、前庭神経といった末梢の平衡覚器の障害によるもので、典型的には回転性(ぐるぐる回る)のめまいとして自覚されます。したがってこの記述が正しくなります。メニエール病、良性発作性頭位めまい症、前庭神経炎が代表的な疾患です。
小脳脳幹出血は、平衡覚を処理する中枢の障害であり、これによるめまいは中枢性めまいに分類されます。前庭性(末梢性)めまいの原因ではありません。中枢性では持続時間が長く、構音障害、複視、嚥下障害、麻痺、失調などを伴う点が重要です。
悪心・嘔吐は、前庭系と嘔吐中枢が密接に連絡しているため、末梢性めまいで強く伴うのが特徴です。伴わないという記述は誤りです。
頭位による影響については、末梢性めまいでは頭の位置を変えることで症状が誘発されたり増強したりします。特に良性発作性頭位めまい症では、特定の頭位変換によってめまいが誘発されるのが診断の決め手になります。影響が少ないという記述は誤りです。
選択肢の確認
1.小脳脳幹出血が原因となる。
誤り。中枢性めまいの原因です。
2.回転性の眩暈である。
正しい。末梢の前庭障害では回転性めまいが典型です。
3.悪心・嘔吐は伴わない。
誤り。強い悪心・嘔吐を伴うのが特徴です。
4.頭位による影響は少ない。
誤り。頭位変換により誘発・増強されます。
覚えるポイント
- 末梢性(前庭性)めまい=回転性、程度が強い、持続は短い、耳鳴りや難聴を伴う、頭位の影響を受ける。
- 中枢性めまい=浮動性が多い、持続が長い、構音障害や複視、麻痺などを伴う。
- 代表疾患=メニエール病、良性発作性頭位めまい症、前庭神経炎(末梢性)。
- 神経症状を伴うめまいは緊急性が高く、速やかに医療機関へつなぐ。