20AM54|第20回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第20回午前(科目未分類)
γ-GTPの上昇がみられる疾患はどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
血液検査項目と疾患の対応を問う問題です。
γ-GTPがどの臓器の異常を反映するかを考えます。
解説
**γ-GTP(γ-グルタミルトランスペプチダーゼ)**は、肝臓と胆道系に多く含まれる酵素で、胆汁うっ滞やアルコール性の肝障害で著明に上昇します。
閉塞性黄疸では、胆石や腫瘍によって胆汁の流れが妨げられ、胆道系の酵素であるγ-GTPとアルカリホスファターゼ(ALP)がともに上昇します。あわせて直接ビリルビンが増加し、灰白色の便、濃い尿、皮膚の掻痒がみられます。したがってこれが正答です。
食道炎と胃炎は、消化管粘膜の炎症であり、γ-GTPの上昇とは関係しません。
溶血性貧血では、赤血球の破壊により間接ビリルビンと乳酸脱水素酵素(LDH)が上昇し、網赤血球が増加しますが、γ-GTPは上昇しません。
このように、肝機能検査は、肝細胞の障害を反映するAST・ALTと、胆道系の異常を反映するγ-GTP・ALPに分けて理解すると整理しやすくなります。
選択肢の確認
1.食道炎
誤り。消化管粘膜の炎症であり、γ-GTPとは関係しません。
2.胃炎
誤り。同様にγ-GTPの上昇はみられません。
3.溶血性貧血
誤り。間接ビリルビンとLDHが上昇します。
4.閉塞性黄疸
正しい。胆汁うっ滞によりγ-GTPとALPが上昇します。
覚えるポイント
- γ-GTP、ALP=胆道系の酵素。閉塞性黄疸、胆汁うっ滞、アルコール性肝障害で上昇。
- AST、ALT=肝細胞の障害を反映。
- 閉塞性黄疸=直接ビリルビン増加、灰白色便、濃い尿、皮膚掻痒。
- 溶血性黄疸=間接ビリルビン増加、尿中ビリルビン陰性、貧血と脾腫。