20AM56第20回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第20回午前(科目未分類)

低カリウム血症がみられるのはどれか。

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正解: 3

正答

3

この問題のポイント

内分泌疾患と電解質異常の対応を問う問題です。

コルチゾールとアルドステロンの作用から考えます。

解説

クッシング症候群では、コルチゾールが過剰になります。コルチゾールは大量になるとミネラルコルチコイド作用も示し、腎の遠位尿細管でナトリウムの再吸収とカリウムの排泄を促します。その結果、低カリウム血症と代謝性アルカローシス、そして高血圧をきたします。したがってこれが正答です。ほかに中心性肥満、満月様顔貌、水牛様脂肪沈着、皮膚線条、耐糖能異常、骨粗鬆症がみられます。

橋本病は自己免疫性の慢性甲状腺炎で、甲状腺機能低下症をきたします。特徴的な電解質異常としては低ナトリウム血症がみられることがありますが、低カリウム血症は代表的ではありません。

アジソン病では、アルドステロンが不足するためナトリウムが失われ、カリウムが貯留します。したがって低ナトリウム血症と高カリウム血症をきたします。低カリウム血症とは逆です。

褐色細胞腫では、カテコールアミンの過剰により発作性高血圧、頭痛、動悸、発汗、高血糖がみられます。低カリウム血症を代表的な所見とするものではありません。

なお、原発性アルドステロン症も低カリウム血症をきたす代表的な疾患です。

選択肢の確認

1.橋本病
誤り。甲状腺機能低下症をきたし、低ナトリウム血症がみられることがあります。

2.アジソン病
誤り。低ナトリウム血症と高カリウム血症をきたします。

3.クッシング症候群
正しい。コルチゾール過剰によりカリウムの排泄が促され、低カリウム血症となります。

4.褐色細胞腫
誤り。発作性高血圧と高血糖が特徴です。

覚えるポイント

  • 低カリウム血症=クッシング症候群、原発性アルドステロン症、嘔吐、下剤乱用、利尿薬。
  • 高カリウム血症=アジソン病、腎不全。
  • アジソン病=低血圧、低血糖、色素沈着、低ナトリウム・高カリウム血症。
  • 低カリウム血症は不整脈や筋力低下を招くため注意する。
20AM5520AM57
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