20AM58|第20回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第20回午前(科目未分類)
間接ビリルビンの増加する貧血はどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
ビリルビンの種類と貧血の対応を問う問題です。
赤血球が壊れるとどのビリルビンが増えるかを考えます。
解説
溶血性貧血では、赤血球が過剰に破壊されます。ヘモグロビンが分解されて生じたビリルビンは、まだ肝臓での抱合を受けていない**間接ビリルビン(非抱合型)**として血中に増加します。肝臓の処理能力を超えると黄疸(溶血性黄疸)が現れます。したがってこれが正答です。あわせて、乳酸脱水素酵素(LDH)の上昇、ハプトグロビンの低下、網赤血球の増加がみられ、貧血、黄疸、脾腫が三徴となります。
巨赤芽球性貧血(ビタミンB12欠乏や葉酸欠乏)では、骨髄内で赤芽球が壊れる無効造血が起こるため、間接ビリルビンがやや上昇することはありますが、代表的な所見とはされません。特徴は大球性貧血、過分葉好中球、ハンター舌炎(B12欠乏)、神経症状です。
鉄欠乏性貧血は、鉄の不足によりヘモグロビン合成が障害される小球性低色素性貧血で、ビリルビンの上昇はみられません。
再生不良性貧血は、造血幹細胞の減少による汎血球減少であり、赤血球の破壊亢進によるものではないため、ビリルビンは上昇しません。
選択肢の確認
1.溶血性貧血
正しい。赤血球の破壊亢進により間接ビリルビンが増加します。
2.巨赤芽球性貧血
誤り。大球性貧血であり、ビリルビン上昇は代表的所見ではありません。
3.鉄欠乏性貧血
誤り。小球性低色素性貧血で、ビリルビンは上昇しません。
4.再生不良性貧血
誤り。汎血球減少であり、ビリルビンは上昇しません。
覚えるポイント
- 溶血性貧血=間接ビリルビン増加、LDH上昇、ハプトグロビン低下、網赤血球増加。
- 三徴=貧血、黄疸、脾腫。尿中ビリルビンは陰性。
- 閉塞性黄疸=直接ビリルビン増加、γ-GTPとALP上昇。
- 貧血の分類=小球性(鉄欠乏)、正球性(溶血、再生不良性)、大球性(巨赤芽球性)。