20AM59|第20回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第20回午前(科目未分類)
白血球の減少がみられる疾患はどれか。
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この問題は公式正答が公表されていないため、採点対象外です。
正答
1、4
この問題のポイント
白血球減少をきたす疾患を問う問題です。正答は二つあります。
炎症で増える疾患と、産生や破壊の問題で減る疾患を区別します。
解説
全身性エリテマトーデス(SLE)では、自己抗体や免疫複合体の関与により白血球(特にリンパ球)が減少します。血球減少はSLEの分類基準にも含まれる所見で、白血球減少のほかに溶血性貧血や血小板減少もみられます。したがって正答の一つです。
悪性貧血は、内因子の不足によるビタミンB12欠乏で起こる巨赤芽球性貧血です。ビタミンB12はDNA合成に必要であり、不足すると赤血球だけでなく白血球と血小板の産生も障害されるため、汎血球減少をきたします。したがってこれも正答です。あわせて過分葉好中球、ハンター舌炎、末梢神経障害と深部感覚障害がみられます。
高尿酸血症は、尿酸の産生過剰または排泄低下による状態で、痛風発作や尿路結石、腎障害の原因となります。痛風発作時にはむしろ白血球が増加し、減少をきたすものではありません。
関節リウマチでは、炎症に伴って白血球は増加するのが一般的です(CRPと赤沈も亢進します)。ただし、脾腫と白血球減少を伴うフェルティ症候群という特殊な病型もあります。
選択肢の確認
1.全身性エリテマトーデス
正しい。白血球減少を含む血球減少がみられます。
2.高尿酸血症
誤り。発作時にはむしろ白血球が増加します。
3.関節リウマチ
誤り。炎症により白血球は増加するのが一般的です。
4.悪性貧血
正しい。ビタミンB12欠乏により汎血球減少をきたします。
覚えるポイント
- 白血球減少=SLE、悪性貧血、再生不良性貧血、急性白血病、抗癌薬、放射線、脾機能亢進。
- 白血球増加=細菌感染症、炎症、外傷、ストレス、白血病、副腎皮質ステロイド薬。
- SLE=若い女性、蝶形紅斑、光線過敏、関節炎、腎障害、抗核抗体陽性。
- 悪性貧血=ビタミンB12欠乏、大球性、ハンター舌炎、神経症状。