20AM61|第20回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第20回午前(科目未分類)
手術の麻酔で使用されない神経ブロックはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
神経ブロックの目的を区別する問題です。
手術の麻酔として用いるものと、治療目的で用いるものを分けます。
解説
星状神経節ブロックは、頸部にある星状神経節(頸胸神経節)に局所麻酔薬を注入し、交感神経の働きを一時的に抑える方法です。頭頸部と上肢の血流改善、疼痛の緩和を目的として、複合性局所疼痛症候群、帯状疱疹後神経痛、顔面神経麻痺、突発性難聴などの治療に用いられます。手術の麻酔として用いられるものではありません。したがってこれが正答です。
腕神経叢ブロックは、上肢を支配する腕神経叢に麻酔薬を注入し、上肢の手術の麻酔として広く用いられます。
硬膜外ブロックは、脊柱管内の硬膜外腔に麻酔薬を注入する方法で、下腹部や下肢の手術の麻酔、無痛分娩、術後の疼痛管理に用いられます(治療目的でも用いられます)。
指神経ブロックは、指の基部で指神経に麻酔薬を注入する方法で、指の外傷の処置や小手術の麻酔として用いられます。
このように、支配領域の感覚を遮断して手術を可能にするものと、交感神経を遮断して血流と痛みを改善するものを区別することが要点です。
選択肢の確認
1.星状神経節ブロック
正しい。交感神経の遮断による治療目的のブロックで、手術麻酔には用いません。
2.腕神経叢ブロック
誤り。上肢の手術の麻酔として用いられます。
3.硬膜外ブロック
誤り。下腹部や下肢の手術の麻酔、無痛分娩に用いられます。
4.指神経ブロック
誤り。指の処置や小手術の麻酔に用いられます。
覚えるポイント
- 星状神経節ブロック=交感神経の遮断、頭頸部と上肢の血流改善と鎮痛。治療目的。
- 手術麻酔に用いる=腕神経叢ブロック、硬膜外ブロック、脊髄くも膜下麻酔、指神経ブロック。
- 星状神経節の障害ではホルネル徴候(縮瞳、眼瞼下垂、眼裂狭小)が現れる。
- 前頸部への刺鍼では、この部の血管神経と肺尖に注意する。