20AM64|第20回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第20回午前(科目未分類)
脊椎分離すべり症について正しい記述はどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
脊椎分離すべり症の病変部位と特徴を問う問題です。
どこが分離するのかを正確に押さえます。
解説
脊椎分離症は、椎弓の上関節突起と下関節突起の間の部分、すなわち**関節突起間部(峡部)**に生じる疲労骨折です。したがってこの記述が正しく、正答です。斜位のエックス線像で、犬の首輪のように見える所見(テリアの首輪)が特徴です。分離した部分で椎体が前方へずれたものが分離すべり症です。
年齢については、成長期の青少年に多く発生します。ジャンプ、着地、体幹の伸展と回旋を繰り返すスポーツが誘因となります。青少年にみられないという記述は誤りです。
好発部位は、第5腰椎が最も多く、次いで第4腰椎です。胸腰椎移行部ではありません。腰仙椎移行部に力学的な負荷が集中するためです。
弯曲については、腰椎の前弯が増強する傾向がみられます。後弯が増強するのではありません。腰椎の伸展で症状が誘発される点とも整合します。
症状としては、腰痛が主体で、腰椎の伸展と回旋で増強します。すべりが進んで神経根や馬尾が圧迫されると、下肢の痛みやしびれを伴います。
選択肢の確認
1.青少年にはみられない疾患である。
誤り。成長期の青少年に多く発生します。
2.胸腰椎移行部に起こる頻度が高い。
誤り。第5腰椎が最も多くみられます。
3.上関節突起と下関節突起間に病変が見られる。
正しい。関節突起間部(峡部)の疲労骨折です。
4.腰椎後彎が増強する。
誤り。腰椎前弯が増強する傾向があります。
覚えるポイント
- 脊椎分離症=関節突起間部(峡部)の疲労骨折。第5腰椎に好発。
- 成長期のスポーツ選手に多い。腰椎の伸展と回旋で症状が増強。
- 斜位エックス線像でテリアの首輪。早期診断にはMRIが有用。
- 分離部で椎体が前方へずれたものが分離すべり症。