20AM66|第20回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第20回午前(科目未分類)
潰瘍性大腸炎の合併症でないのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
潰瘍性大腸炎とクローン病の違いを、合併症の観点から問う問題です。
解説
痔瘻をはじめとする肛門病変(裂肛、肛門周囲膿瘍)は、クローン病で高頻度にみられる特徴的な合併症です。クローン病は全層性の炎症であるため、瘻孔を形成しやすいという性質があります。潰瘍性大腸炎は粘膜から粘膜下層にとどまる炎症であり、痔瘻の合併は特徴的ではありません。したがってこれが正答です。
潰瘍性大腸炎では、腸管の外にもさまざまな腸管外合併症がみられます。
口腔内アフタは、口腔粘膜にできる有痛性の潰瘍で、潰瘍性大腸炎の腸管外合併症として知られます。
ブドウ膜炎をはじめとする眼病変(強膜炎、虹彩炎)も、腸管外合併症として重要です。視力に関わるため注意が必要です。
結節性紅斑は、下腿伸側にできる有痛性の皮下結節で、これも代表的な腸管外合併症です。ほかに壊疽性膿皮症、関節炎、原発性硬化性胆管炎などがあります。
なお、潰瘍性大腸炎は長期経過例で大腸癌の危険が高まるため、定期的な内視鏡検査が行われます。
選択肢の確認
1.口腔内アフタ
誤り(合併症である)。腸管外合併症としてみられます。
2.ブドウ膜炎
誤り(合併症である)。眼病変として重要です。
3.結節性紅斑
誤り(合併症である)。皮膚病変としてみられます。
4.痔瘻
正しい。痔瘻はクローン病の特徴的な合併症であり、潰瘍性大腸炎の合併症ではありません。
覚えるポイント
- 潰瘍性大腸炎=直腸から連続性、粘膜〜粘膜下層、血便。腸管外合併症に口腔内アフタ、ブドウ膜炎、結節性紅斑、関節炎。
- クローン病=非連続性、全層性、回盲部に好発、縦走潰瘍と敷石像、痔瘻と肛門病変。
- どちらも指定難病で、若年に発症し寛解と再燃を繰り返す。
- 潰瘍性大腸炎の長期経過例では大腸癌の危険が高まる。