20AM67|第20回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第20回午前(科目未分類)
閉塞性肥大型心筋症でみられるのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
閉塞性肥大型心筋症の臨床像を問う問題です。
心筋の肥大が何をもたらすかを考えます。
解説
閉塞性肥大型心筋症は、心室中隔が著しく肥厚して左心室の流出路が狭くなる疾患です。多くは遺伝性(常染色体顕性遺伝)で、若年から中年に発症します。
この疾患で最も重要な問題が突然死です。運動中や運動直後に致死性の不整脈(心室頻拍、心室細動)が起こって突然死に至ることがあり、若年者やスポーツ選手の突然死の主要な原因として知られています。したがってこれが正答です。ほかに労作時の胸痛、失神、動悸、呼吸困難がみられます。
大動脈圧については、流出路が狭くなるため左心室内の圧は高くなりますが、大動脈へ送り出される血液は制限されるため、大動脈圧が上昇するわけではありません。
胸部大動脈瘤は大動脈壁の疾患であり、心筋症とは別の病態です。マルファン症候群や動脈硬化を背景に生じます。
肺動脈弁狭窄症は先天性心疾患の一つで、右心室の流出路の問題です。肥大型心筋症でみられるものではありません。
なお、この疾患では激しい運動が突然死の誘因となるため、運動制限が指導されます。
選択肢の確認
1.大動脈圧上昇
誤り。流出路の狭窄により送り出される血液が制限されます。
2.突然死
正しい。致死性不整脈による突然死が最も重要な問題です。
3.胸部大動脈瘤
誤り。大動脈壁の疾患であり、別の病態です。
4.肺動脈弁狭窄症
誤り。先天性心疾患であり、この疾患の所見ではありません。
覚えるポイント
- 閉塞性肥大型心筋症=心室中隔の肥厚による左室流出路狭窄。多くは遺伝性。
- 最大の問題は致死性不整脈による突然死。若年者やスポーツ選手の突然死の主因。
- 症状=労作時の胸痛、失神、動悸、呼吸困難。
- 激しい運動は誘因となるため制限される。