20AM69第20回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第20回午前(科目未分類)

特発性肺線維症について誤っている記述はどれか。

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正解: 2

正答

2

この問題のポイント

特発性肺線維症について、誤った記述を選ぶ問題です。

炎症の場が肺胞腔か間質かという違いが要点です。

解説

特発性肺線維症は、原因が明らかでないまま肺の間質(肺胞隔壁)に慢性の炎症と線維化が進む疾患で、特発性間質性肺炎の代表です。細菌が肺胞腔内に増殖して起こる細菌性肺炎とは全く別の疾患であり、細菌性肺炎に含まれるという記述は誤りです。したがってこれが正答です。抗菌薬は無効で、抗線維化薬や酸素療法が用いられます。

年齢については、50歳代から70歳代、特に60歳代以降の男性に多く発症します。この記述は正しい内容です。喫煙が危険因子として知られています。

呼吸障害については、線維化が進むと肺が硬くなって広がりにくくなり、拘束性換気障害拡散障害により重篤な呼吸不全に至ります。予後不良の疾患であり、この記述も正しい内容です。急性増悪を起こすと生命に関わります。

病変部位については、まさに**肺胞隔壁(間質)**に炎症と線維化をきたすことが本疾患の本態であり、この記述も正しい内容です。

身体所見としては、背部下方で聴かれる捻髪音(ベルクロラ音)ばち指、労作時呼吸困難、乾性咳嗽が特徴です。

選択肢の確認

1.60歳代に多い。
正しい記述です。中高年、特に男性に多く発症します。

2.細菌性肺炎に含まれる。
誤った記述であり、これが正答です。間質性肺炎であり、細菌性肺炎とは異なります。

3.重篤な呼吸障害を生じる。
正しい記述です。拘束性換気障害と拡散障害により呼吸不全に至ります。

4.肺胞隔壁に炎症・線維化をきたす。
正しい記述です。間質の病変が本態です。

覚えるポイント

  • 特発性肺線維症=原因不明の間質の線維化。中高年男性に多く、喫煙が危険因子。
  • 症状と所見=労作時呼吸困難、乾性咳嗽、捻髪音、ばち指
  • 換気障害は拘束性(%肺活量の低下)、拡散能も低下。
  • 抗菌薬は無効。急性増悪は生命に関わる。
20AM6820AM70
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