20AM70|第20回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第20回午前(科目未分類)
マイコプラズマ肺炎で正しい記述はどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
マイコプラズマ肺炎の特徴を問う問題です。
年齢、潜伏期、症状を確認します。
解説
マイコプラズマ肺炎は、肺炎マイコプラズマによる感染症で、**乾性咳嗽(痰を伴わない咳)**が長く続くのが特徴です。発熱と全身倦怠感で発症し、遅れて激しい乾いた咳が現れ、解熱後も数週間続くことがあります。したがってこれが正答です。聴診所見が乏しいのに胸部エックス線では陰影が目立つ点も特徴で、いわゆる非定型肺炎に分類されます。
年齢については、小児から若年成人に多く発症します。学校や家庭内での集団発生もみられます。老年者に頻度が高いという記述は誤りです。
潜伏期は2週間から3週間と比較的長いのが特徴です。2日から3日という記述は誤りです。この潜伏期の長さが、家庭内や集団での流行が長引く一因になります。
消化器症状については、悪心、嘔吐、下痢などがみられることがあります。またマイコプラズマ肺炎では、皮疹、中耳炎、関節痛、まれに髄膜炎や心筋炎といった肺以外の症状も知られています。消化器症状がみられないという記述は誤りです。
治療には、細胞壁をもたないマイコプラズマに有効なマクロライド系やテトラサイクリン系の抗菌薬が用いられます(細胞壁合成を阻害するペニシリン系は無効です)。
選択肢の確認
1.老年者に頻度が高い。
誤り。小児から若年成人に多く発症します。
2.潜伏期は2〜3日である。
誤り。2週間から3週間と比較的長くなります。
3.消化器症状はみられない。
誤り。悪心、嘔吐、下痢などがみられることがあります。
4.乾性咳が多い。
正しい。痰を伴わない激しい咳が長く続くのが特徴です。
覚えるポイント
- マイコプラズマ肺炎=小児から若年成人、潜伏期2から3週、乾性咳嗽が長く続く。
- 聴診所見に乏しく画像所見が目立つ非定型肺炎。
- 治療=マクロライド系など。細胞壁をもたないためペニシリン系は無効。
- 肺以外の症状(皮疹、関節痛、中耳炎)を伴うことがある。