20AM74|第20回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第20回午前(科目未分類)
大動脈弁狭窄症でみられるのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
弁膜症の身体所見を問う問題です。
脈の性状と心音から疾患を見分けます。
解説
大動脈弁狭窄症では、狭くなった弁を通して血液が押し出されるため、脈の立ち上がりが遅く、頂点に達するまでに時間がかかります。これを遅脈といい、あわせて脈の振幅が小さい小脈を伴います(遅脈・小脈)。したがってこれが正答です。聴診では、収縮期の駆出性雑音が頸部へ放散します。症状としては、労作時の狭心痛、失神、心不全が三徴として知られ、これらが現れると予後が悪くなります。
収縮中期のクリック音は、僧帽弁逸脱症でみられる所見で、これに続いて収縮後期の逆流性雑音が聴かれます。
**オープニングスナップ(僧帽弁開放音)**は、僧帽弁狭窄症でみられる所見で、拡張早期に硬くなった僧帽弁が開くときの高い音です。これに続いて拡張期のランブル(遠雷様雑音)が聴かれます。
大脈(脈圧が大きく、立ち上がりが速く急速に減衰する脈)は、大動脈弁閉鎖不全症でみられます。速脈・大脈とも呼ばれ、拡張期に血液が逆流するために拡張期血圧が下がり、脈圧が大きくなることによります。
選択肢の確認
1.収縮中期のクリック音
誤り。僧帽弁逸脱症でみられる所見です。
2.オープニングスナップ
誤り。僧帽弁狭窄症でみられる所見です。
3.遅脈
正しい。大動脈弁狭窄症では遅脈・小脈がみられます。
4.大脈
誤り。大動脈弁閉鎖不全症でみられます。
覚えるポイント
- 大動脈弁狭窄症=遅脈・小脈、収縮期駆出性雑音が頸部へ放散、狭心痛・失神・心不全。
- 大動脈弁閉鎖不全症=速脈・大脈、脈圧増大、拡張期逆流性雑音。
- 僧帽弁狭窄症=オープニングスナップ、拡張期ランブル、心房細動を合併しやすい。
- 僧帽弁逸脱症=収縮中期クリック音。