20AM76|第20回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第20回午前(科目未分類)
アルツハイマー病で適切な記述はどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
アルツハイマー病の病理と症状を問う問題です。
他の認知症との違いを意識して整理します。
解説
アルツハイマー病では、大脳皮質に**老人斑(アミロイドβの沈着)と神経原線維変化(タウ蛋白の異常蓄積)**という二つの特徴的な病理所見がみられます。これに伴って神経細胞が脱落し、脳が萎縮していきます。したがって「大脳皮質に老人斑を認める」が正しく、正答です。
ゲルストマン症候群は、失書、失算、左右失認、手指失認の四徴からなる症候群で、**優位半球の頭頂葉(角回)**の障害でみられます。アルツハイマー病でも進行期に頭頂葉症状として現れることはありますが、病初期からみられるものではありません。病初期は近時記憶の障害が中心です。
片麻痺は、脳梗塞や脳出血といった脳血管障害でみられる局所症状です。アルツハイマー病は特定の血管領域が障害される疾患ではないため、片麻痺は典型的な所見ではありません。
まだら認知症は、障害される機能と保たれる機能が混在する状態で、血管性認知症の特徴です。アルツハイマー病では機能が全般的に緩やかに低下していきます。
選択肢の確認
1.大脳皮質に老人斑を認める。
正しい。アミロイドβの沈着による特徴的な病理所見です。
2.病初期からゲルストマン症候群がみられる。
誤り。病初期の中心は近時記憶の障害です。
3.片麻痺がみられる。
誤り。脳血管障害でみられる局所症状です。
4.まだら認知症が特徴的である。
誤り。血管性認知症の特徴です。
覚えるポイント
- アルツハイマー病の病理=老人斑(アミロイドβ)と神経原線維変化(タウ蛋白)。
- 症状=近時記憶の障害から始まり緩やかに進行、見当識障害、物盗られ妄想。
- 血管性認知症=階段状悪化、まだら認知症、感情失禁、神経症状。
- レビー小体型=認知機能の変動、幻視、パーキンソン症状。