20PM101|第20回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第20回午後(科目未分類)
季肋部で診る腹証はどれか。
解答・解説を見る
正解: 2
正答
2
この問題のポイント
腹診所見の部位を問う問題です。
どこで何を診るかを整理します。
解説
胸脇苦満は、**季肋部(肋骨弓の下)**を指で押し上げるように診たときに、抵抗と苦しさを訴える所見です。肝胆の失調、少陽病の代表的な腹証で、ストレスや情志の失調に伴ってみられます。したがってこれが正答です。
心下痞硬は、**心窩部(みぞおち)**に、つかえた感じと硬い抵抗が触れる所見です。胃の失調、痰飲、気の停滞でみられます。
裏急(腹裏拘急、腹皮拘急)は、腹直筋が緊張して張っている所見で、虚労や気血の不足でみられます。腹部全体、特に腹直筋に沿って診ます。
**小腹急結(少腹急結)**は、左下腹部を指で軽く撫でるように圧したときに、索状の抵抗と鋭い痛みが触れ、患者が思わず足を引くような反応を示す所見です。瘀血を示します。
このほか、下腹部に力がなく軟弱な小腹不仁は腎虚を示します。腹診では、部位と所見をセットで覚えることが要点です。
選択肢の確認
1.心下痞硬
誤り。心窩部で診る所見です。
2.胸脇苦満
正しい。季肋部で診る所見で、肝胆の失調を示します。
3.裏急
誤り。腹直筋の緊張を診る所見です。
4.小腹急結
誤り。左下腹部で診る所見で、瘀血を示します。
覚えるポイント
- 胸脇苦満=季肋部、肝胆の失調(少陽病)。
- 心下痞硬=心窩部、胃の失調や痰飲。
- 小腹急結=左下腹部、瘀血。小腹不仁=下腹部の軟弱、腎虚。
- 腹裏拘急(裏急)=腹直筋の緊張、虚労。