20PM104|第20回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第20回午後(科目未分類)
九変に応ずる刺法で筋痺のときに圧痛点へ刺すのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
**九刺(九変に応ずる刺法)**の内容を問う問題です。
各刺法の目的と適応を整理します。
解説
九刺は霊枢官針篇に記された九つの刺法で、輸刺、遠道刺、経刺、絡刺、分刺、大瀉刺、毛刺、巨刺、焠刺からなります。
焠刺は、焼いた鍼(燔鍼)を用いて痺証を治す刺法とされます。この設問では、筋痺に対して圧痛点へ刺す方法として問われており、これが正答です。寒による痺証に対して、熱を加えることで気血のめぐりを回復させるという考え方に基づきます。
絡刺は、絡脈(体表の細い血管)を刺して瀉血する方法で、瘀血に用います。
輸刺は、五臓の病に対して、四肢の五兪穴と背部の兪穴を用いる方法です(なお、十二刺にも同名の輸刺があり、こちらは直入直出で深く刺す方法を指します。名称が重なるため区別が必要です)。
経刺は、経脈上に結び目のように滞った部分(大経の結絡)を刺す方法です。
このほか、遠道刺は上部の病に下部(下肢)の穴を用いる方法、巨刺は左の病に右を、右の病に左を刺す方法、毛刺は皮膚の浅い部分を刺す方法、分刺は筋肉の間を刺す方法、大瀉刺は膿を出す方法です。
選択肢の確認
1.焠刺
正しい。焼いた鍼を用いて痺証を治す刺法です。
2.絡刺
誤り。絡脈を刺して瀉血する方法です。
3.輸刺
誤り。五臓の病に対し五兪穴と背部兪穴を用いる方法です。
4.経刺
誤り。経脈上の滞りを刺す方法です。
覚えるポイント
- 九刺=輸刺、遠道刺、経刺、絡刺、分刺、大瀉刺、毛刺、巨刺、焠刺。
- 焠刺=焼いた鍼、痺証に用いる。絡刺=絡脈の瀉血、瘀血に用いる。
- 遠道刺=上病下取。巨刺=左右を入れ替えて刺す。
- 十二刺にも同名の輸刺があるため、九刺と十二刺は分けて覚える。