20PM106第20回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第20回午後(科目未分類)

経絡の概要について正しい記述はどれか。

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正解: 1

正答

1

この問題のポイント

経絡系統の全体像を問う問題です。

奇経、絡脈、経筋、孫絡の性質を整理します。

解説

奇経八脈は、任脈、督脈、衝脈、帯脈、陰蹻脈、陽蹻脈、陰維脈、陽維脈の八つです。このうち帯脈だけが体を横に一周する流注をとり、それ以外は下から上へ向かう上行性の流注をとります。したがってこの記述が正しく、正答です。帯脈は唯一の横行する奇経として繰り返し問われます。

脾の大絡は、脾経の大包から分かれ出る絡脈です。公孫は脾経の絡穴であり、脾経から胃経へ向かう通常の絡脈が分かれる穴です。脾の大絡の絡穴は大包であり、記述が誤っています。脾の大絡の病証は「実すれば身尽く痛み、虚すれば百節皆縦む」です。

十二経筋は、十二経脈に従って分布する筋肉と腱の系統で、四肢末端から起こって体幹や頭部へ向かいます。運動器に関わる系統であり、臓腑には連絡しません。臓腑に属絡するのは正経十二経脈と十二経別です。

孫絡は、絡脈からさらに分かれた細かい枝を指します。正経十二経脈から直接分かれる支脈は絡脈(十五絡脈)と経別であり、孫絡はそのさらに末梢の細絡です。

選択肢の確認

1.奇経八脈は帯脈を除き上行性の流注である。
正しい。帯脈のみが横行し、他は上行性です。

2.脾の大絡は脾経の公孫から分かれ出る絡脈である。
誤り。脾の大絡は大包から分かれます。公孫は脾経の絡穴です。

3.十二経筋は臓腑に連絡する。
誤り。経筋は臓腑に連絡しません。

4.孫絡は正経十二経脈から分かれた支脈である。
誤り。孫絡は絡脈からさらに分かれた細絡です。

覚えるポイント

  • 帯脈=唯一横に走る奇経。諸経を束ねる。
  • 脾の大絡=大包(第6肋間、中腋窩線上)。公孫は脾経の絡穴。
  • 十二経筋=四肢末端から起こり、臓腑に連絡しない。運動器に関わる。
  • 経絡系統=正経十二経脈、奇経八脈、十二経別、十五絡脈、孫絡、浮絡、十二経筋、十二皮部。
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