20PM110|第20回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第20回午後(科目未分類)
取穴法で舌骨を指標とする経穴はどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
前頸部の経穴の取穴の目印を問う問題です。
甲状軟骨、輪状軟骨、舌骨という三つの目印を区別します。
解説
廉泉は任脈の経穴で、前頸部、舌骨の上方、前正中線上の陥凹部に取ります。舌骨を指標とする代表的な経穴であり、これが正答です。舌や咽の症状、嚥下障害、言語障害などに用いられます。この部の深部には舌骨上筋群と舌根があり、また気道に近いため、刺鍼の深さと方向には注意が必要です。
水突は足の陽明胃経の経穴で、前頸部、輪状軟骨と同じ高さ、胸鎖乳突筋の前縁に取ります。舌骨ではありません。
天窓は手の太陽小腸経の経穴で、前頸部、甲状軟骨上縁と同じ高さ、胸鎖乳突筋の後縁に取ります。
人迎は足の陽明胃経の経穴で、前頸部、甲状軟骨上縁と同じ高さ、胸鎖乳突筋の前縁の総頸動脈拍動部に取ります。この部には頸動脈洞があるため、強い圧迫や誤刺を避ける必要があります。
前頸部の高さの目印は、上から舌骨、甲状軟骨、輪状軟骨の順に並ぶことを押さえておくと整理できます。
選択肢の確認
1.水突
誤り。輪状軟骨と同じ高さ、胸鎖乳突筋の前縁に取ります。
2.天窓
誤り。甲状軟骨上縁と同じ高さ、胸鎖乳突筋の後縁に取ります。
3.人迎
誤り。甲状軟骨上縁と同じ高さ、総頸動脈拍動部に取ります。
4.廉泉
正しい。舌骨の上方、前正中線上に取ります。
覚えるポイント
- 前頸部の目印は上から舌骨→甲状軟骨→輪状軟骨。
- 廉泉=舌骨の上方、前正中線上(任脈)。嚥下や言語の症状に用いる。
- 人迎・扶突・天窓=甲状軟骨上縁の高さ。水突=輪状軟骨の高さ。
- 前頸部は総頸動脈、頸動脈洞、気管、甲状腺があり、刺鍼に慎重な配慮を要する。