20PM113|第20回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第20回午後(科目未分類)
取穴部位が大腿三角の領域にない経穴はどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
**大腿三角(スカルパ三角)**の範囲と経穴の位置を対応させる問題です。
三角形の境界を確認します。
解説
大腿三角は、上を鼠径靱帯、外側を縫工筋の内側縁、内側を長内転筋の外側縁で囲まれた三角形の領域です。この中を大腿動脈、大腿静脈、大腿神経、リンパ節が通ります。
陰包は足の厥陰肝経の経穴で、大腿内側、薄筋と縫工筋の間、膝蓋骨底の上方4寸に取ります。膝に近い位置であり、大腿三角の領域からは外れます。したがってこれが正答です。
足五里は肝経の経穴で、大腿内側、気衝の下方3寸、動脈拍動部にあり、大腿三角の領域内にあります。
陰廉も肝経の経穴で、大腿内側、気衝の下方2寸にあり、こちらも大腿三角の領域内です。
衝門は足の太陰脾経の経穴で、鼠径部、鼠径溝、大腿動脈拍動部の外方に取ります。大腿三角の上縁にあたります。
大腿三角の部位には大腿動静脈と大腿神経が通るため、この領域への刺鍼では血管と神経の損傷を避ける配慮が必要です。
選択肢の確認
1.足五里
誤り。気衝の下方3寸にあり、大腿三角の領域内です。
2.陰廉
誤り。気衝の下方2寸にあり、大腿三角の領域内です。
3.衝門
誤り。鼠径溝にあり、大腿三角の上縁にあたります。
4.陰包
正しい。膝蓋骨底の上方4寸にあり、大腿三角の領域から外れます。
覚えるポイント
- 大腿三角=上は鼠径靱帯、外側は縫工筋内側縁、内側は長内転筋外側縁。
- 内容=大腿動脈、大腿静脈、大腿神経、リンパ節。
- 領域内の経穴=衝門、気衝、足五里、陰廉、髀関(境界付近)。
- 陰包=薄筋と縫工筋の間、膝蓋骨底の上4寸(肝経)。