20PM124第20回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第20回午後(科目未分類)

五行穴を用いて施術する場合、症状と治療穴との組合せで最も適切なのはどれか。

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正解: 2

正答

2

この問題のポイント

五兪穴の主治に基づいて選穴する問題です。

難経六十八難の内容を思い出します。

解説

難経六十八難では、五兪穴の主治が次のように示されます。井穴は心下満、滎穴は身熱、兪穴は体重節痛、経穴は喘咳寒熱、合穴は逆気して泄するを主る、というものです。

咳を伴う悪寒発熱は「喘咳寒熱」に相当するため、用いるのは経穴(けいけつ)です。経渠は手の太陰肺経の経金穴であり、症状が呼吸器のものであることとも合致します。したがってこの組合せが正しく、正答です。経渠は前腕前外側、橈骨茎状突起と橈骨動脈の間、手関節掌側横紋の上方1寸に取ります。

のぼせ・下痢は「逆気して泄する」に相当し、用いるのは合穴です。湧泉は腎経の井木穴であるため、組合せとして合いません。

心下部の膨満感は「心下満」に相当し、用いるのは井穴です。大陵は心包経の**兪土穴(原穴)**であるため合いません。

全身の熱感は「身熱」に相当し、用いるのは滎穴です。少海は心経の合水穴であるため合いません。

選択肢の確認

1.のぼせ・下痢-湧泉
誤り。合穴を用いるべき症状ですが、湧泉は井木穴です。

2.咳を伴う悪寒発熱-経渠
正しい。喘咳寒熱には経穴を用い、経渠は肺経の経金穴です。

3.心下部の膨満感-大陵
誤り。井穴を用いるべき症状ですが、大陵は兪土穴です。

4.全身の熱感-少海
誤り。滎穴を用いるべき症状ですが、少海は合水穴です。

覚えるポイント

  • 五兪穴の主治=井は心下満、滎は身熱、兪は体重節痛、経は喘咳寒熱、合は逆気而泄
  • 陰経の五行配当=井木、滎火、兪土、経金、合水。
  • 経渠=肺経の経金穴、手関節掌側横紋の上1寸。
  • 症状から穴の種類を決め、経脈から具体的な穴を決める。
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