20PM136|第20回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第20回午後(科目未分類)
次の文で示す患者について、問いに答えよ。「18歳の男子学生。小学生の頃からバスケットボールを10年間続けている。1年前から腰痛がある。下肢症状はないが、L4-L5の棘突起間に階段状変形を認める。」最も適切な経穴はどれか。
解答・解説を見る
正解: 3
正答
3
この問題のポイント
病変の高さに対応する背部兪穴を選ぶ問題です。
L4とL5の間という記載から、対応する経穴の高さを考えます。
解説
この症例では、第4腰椎と第5腰椎の間に階段状変形が触知されています。したがって、その高さに対応する背部の経穴を選びます。
大腸兪は足の太陽膀胱経の経穴で、腰部、第4腰椎棘突起下縁と同じ高さ、後正中線の外方1.5寸に取ります。まさに病変の高さに一致するため、局所治療穴として最も適切であり、これが正答です。第4腰椎棘突起の高さは、左右の腸骨稜を結ぶヤコビー線が目安になります。
厥陰兪は膀胱経の経穴で、上背部、第4胸椎棘突起下縁の高さにあります。腰部ではありません。
腎兪は膀胱経の経穴で、腰部、第2腰椎棘突起下縁の高さにあります。病変より2椎分上になります。
膀胱兪は膀胱経の経穴で、仙骨部、第2後仙骨孔と同じ高さにあります。病変より下になります。
腰仙部の背部兪穴は、三焦兪(第1腰椎)、腎兪(第2腰椎)、気海兪(第3腰椎)、大腸兪(第4腰椎)、関元兪(第5腰椎)、小腸兪(第1後仙骨孔)、膀胱兪(第2後仙骨孔)の順に並びます。
選択肢の確認
1.厥陰兪
誤り。第4胸椎棘突起下縁の高さにあります。
2.腎兪
誤り。第2腰椎棘突起下縁の高さにあります。
3.大腸兪
正しい。第4腰椎棘突起下縁の高さで、病変の高さに一致します。
4.膀胱兪
誤り。第2後仙骨孔の高さにあります。
覚えるポイント
- 腰部の背部兪穴=三焦兪(L1)、腎兪(L2)、気海兪(L3)、大腸兪(L4)、関元兪(L5)。
- ヤコビー線=左右の腸骨稜を結ぶ線、第4腰椎棘突起の高さの目安。
- 仙骨部=小腸兪(第1後仙骨孔)、膀胱兪(第2)、中膂兪(第3)、白環兪(第4)。
- 高さは棘突起を数えて確認する。