20PM140第20回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第20回午後(科目未分類)

次の文で示す患者について、問いに答えよ。「38歳の女性。3年前に全身性硬化症と診断され、皮膚の硬化がみられる。レイノー現象の改善を目的に鍼治療を行うことになった。」レイノー現象の改善を目的とした局所の治療穴として適切なのはどれか。

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正解: 2

正答

2

この問題のポイント

レイノー現象に対する局所治療穴を選ぶ問題です。

症状が現れる部位に近い経穴を考えます。

解説

レイノー現象は手指の末梢の血管攣縮による症状です。したがって局所治療穴としては、手の末梢部にある経穴を選びます。

中渚は手の少陽三焦経の兪木穴で、手背、第4と第5中手骨の間、第4中手指節関節の近位の陥凹部に取ります。手指の付け根に近く、症状の出る部位の局所にあたるため、最も適切であり、これが正答です。手背や手指の経穴としては、ほかに八邪(奇穴)、合谷、後渓、液門なども用いられます。

血海は足の太陰脾経の経穴で、大腿前内側、膝蓋骨底内端の上方2寸にあります。血の病に広く用いられる経穴ですが、手指の局所ではありません。

正営は足の少陽胆経の経穴で、頭部、前髪際の後方2寸5分、正中線の外方2寸2分にあります。手指とは関係しません。

建里は任脈の経穴で、上腹部、臍中央の上方3寸にあります。胃の症状に用いられる経穴です。

なお、レイノー現象への対応では、保温、禁煙、寒冷とストレスの回避といった生活指導も欠かせません。

選択肢の確認

1.血海
誤り。大腿前内側にあり、手指の局所ではありません。

2.中渚
正しい。手背の第4・第5中手骨の間にあり、手指末梢の局所にあたります。

3.正営
誤り。頭部にある経穴です。

4.建里
誤り。上腹部にあり、胃の症状に用いられます。

覚えるポイント

  • 中渚=三焦経の兪木穴、手背の第4・第5中手骨の間。
  • 手指末梢の経穴=中渚、液門、後渓、合谷、八邪(奇穴)、十宣(奇穴)。
  • レイノー現象への対応=保温、禁煙、寒冷とストレスの回避。
  • 皮膚に潰瘍や壊死がある場合は医療機関の受診を優先する。
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