20PM144|第20回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第20回午後(科目未分類)
刺鍼の術式に関する説明で正しい記述はどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
刺鍼の術式に関する記述の正誤を問う問題です。
前揉法と後揉法、押手の役割、切皮の定義を確認します。
解説
管鍼法では、鍼管に鍼を入れ、鍼管の上端から出ている鍼柄を指で叩く(弾入)ことによって鍼尖が皮膚を貫きます。この弾入という操作が、まさに切皮にあたります。細い鍼を痛みなく皮膚に入れられる点が管鍼法の利点であり、この記述が正しく、正答です。
前揉法は、刺鍼前に施術部位を揉んで、筋の緊張をゆるめ、皮膚を刺鍼しやすい状態にし、刺入時の痛みを減らすために行います。刺鍼後に行い、鍼の違和感(残った鍼響など)を除いたり出血を防いだりするのは後揉法です。記述が前後で入れ替わっています。
押手の圧については、鍼体を支えて鍼が曲がったり倒れたりするのを防ぐ働きがありますが、この設問では圧の名称の対応が適切とされていません。押手の圧は、鍼体を挟む圧、皮膚を垂直に押す垂直圧、周囲から中心へ皮膚を張る水平圧に分けて説明されます。
撚鍼法は、鍼管を用いず、鍼を指でひねりながら刺入する方法です。「左右に半回転ずつ交互にひねる」という操作は、刺入後に行う手技である旋撚術の説明にあたります。
選択肢の確認
1.前揉法は鍼の違和感覚を除くために行う。
誤り。それは後揉法の目的です。前揉法は刺鍼前に筋の緊張をゆるめ痛みを減らすために行います。
2.押手の固定圧が弱いと鍼は倒れてしまう。
誤り。押手の圧の名称の対応として適切ではありません。
3.管鍼法では弾入行為が切皮である。
正しい。鍼管の上端から出た鍼柄を叩くことで皮膚を貫きます。
4.撚鍼法は鍼を左右に半回転ずつ交互にひねり刺入する。
誤り。左右交互にひねるのは旋撚術の説明です。
覚えるポイント
- 前揉法=刺鍼前、筋の緊張をゆるめ痛みを減らす。後揉法=刺鍼後、違和感の除去と出血の防止。
- 管鍼法の弾入=切皮。細い鍼を痛みなく入れられる。
- 押手の役割=皮膚の緊張調節、鍼の支持、清潔の保持、切皮痛の軽減。
- 旋撚術=左右交互に回す、回旋術=一方向に回す。