20PM145|第20回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第20回午後(科目未分類)
耳鍼療法で使用しないのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
耳鍼療法で用いる鍼具を問う問題です。
耳介という部位の特性から考えます。
解説
耳鍼療法は、耳介にある反応点(耳穴)に刺激を与える方法です。耳介は皮膚が薄く軟骨の上に密着しており、深く刺入することはできません。そのため、短い毫鍼を浅く刺す、あるいは円皮鍼や皮内鍼を貼付して持続的な刺激を与える方法が用いられます。
鋒鍼は、古代九鍼の一つで先端が三稜(三角錐)状の鍼であり、現代の三稜鍼のもとになったものです。**瀉血(刺絡)**を目的とする鍼であり、耳鍼療法で通常用いるものではありません。したがってこれが正答です。
なお、耳介は血流が乏しく軟骨に近いため、軟骨膜炎を起こすと難治性になります。耳鍼を行う際は、消毒を確実に行い、留置期間を長くしすぎない、発赤や疼痛が出たら直ちに中止するといった配慮が不可欠です。
毫鍼は最も一般的に用いられる鍼で、耳鍼では短いものを浅く刺します。
円皮鍼は画びょう状の短い鍼を垂直に刺入して貼付するもので、耳鍼で広く用いられます。
皮内鍼は短い鍼を皮膚に水平に刺入して留置するもので、こちらも用いられます。
選択肢の確認
1.鋒鍼
正しい。瀉血を目的とする鍼であり、耳鍼療法では通常用いません。
2.毫鍼
誤り。短いものを浅く刺して用います。
3.円皮鍼
誤り。貼付して持続的な刺激を与えるため、耳鍼で広く用いられます。
4.皮内鍼
誤り。留置して持続的な刺激を与えるために用いられます。
覚えるポイント
- 耳鍼=短い毫鍼、円皮鍼、皮内鍼。浅く刺す、または貼付して留置。
- 鋒鍼(三稜鍼)=刺絡(瀉血)に用いる。
- 耳介は血流が乏しく、軟骨膜炎を起こすと難治性となる。
- 消毒の徹底、留置期間の管理、異常時の速やかな中止が重要。