20PM151|第20回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第20回午後(科目未分類)
艾燃焼時の特有の芳香はどれによるか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
艾の燃焼時の香りのもとを問う問題です。
艾の構成要素それぞれの役割を整理します。
解説
ヨモギの葉の裏面には、毛茸(T字状の白い綿毛)と腺毛という二種類の構造があります。
腺毛は、柄細胞と頭部からなる分泌構造で、揮発性の精油を蓄えています。精油の主成分にはシネオールなどがあり、これが燃焼時に揮発して、艾特有の芳香を生みます。したがって腺毛が正答です。
毛茸は、艾の主体をなす線維状の構造です。これが多く夾雑物が少ないほど良質艾となり、軽く柔らかく、燃焼温度が低くなります。ただし香りのもとではありません。
葉緑素は、植物が光合成を行うための緑色の色素で、艾の香りとは関係しません。乾燥と精製の過程で失われていきます。
夾雑物は、葉肉、葉脈、茎などの精製で除ききれなかった不純物です。多いほど艾の色は黒っぽくなり、燃焼温度が高くなって熱感が強くなります。香りのもとではなく、むしろ良質艾では取り除かれるものです。
選択肢の確認
1.葉緑素
誤り。光合成のための色素であり、香りとは関係しません。
2.毛茸
誤り。艾の主体をなす線維状の構造です。
3.夾雑物
誤り。精製で取り除かれるべき不純物です。
4.腺毛
正しい。揮発性の精油を含み、燃焼時の芳香のもととなります。
覚えるポイント
- 毛茸=艾の主体、線維状。多いほど良質艾。
- 腺毛=精油(シネオールなど)を含み、香りのもと。
- 良質艾=淡黄白色、軽く柔らかい、夾雑物が少ない、燃焼温度が低い。
- 粗製艾=黒っぽく夾雑物が多い、燃焼温度が高い。温灸や隔物灸に用いる。