20PM152|第20回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第20回午後(科目未分類)
灸術の種類で正しい組合せはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
灸法の分類を問う問題です。
有痕灸と無痕灸、そして温灸と隔物灸の区別を確認します。
解説
棒灸は、棒状に固めた艾に点火し、皮膚から離した位置で保持して温熱を与える方法です。皮膚に艾を直接置かず、灸痕を残さない無痕灸であり、広い意味での温灸に分類されます。したがってこの組合せが正しく、正答です。艾条灸とも呼ばれ、熱は主に輻射熱として伝わり、距離を変えて刺激量を調節できます。
紅灸は、皮膚に直接艾を置かず、墨などを用いて痕を残さない形で行う灸法とされ、隔物灸とは区別されます。隔物灸は、皮膚と艾炷の間に生姜、塩、味噌、にんにくなどをはさむ方法で、伝導熱によって温めます。
八分灸は、艾炷が八分目ほど燃えたところで火を消す方法で、皮膚に熱傷を残さないため無痕灸に分類されます。艾炷を最後まで燃やしきる透熱灸とは異なります。
糸状灸は、艾炷を糸のように細くひねって皮膚上で燃やしきる方法で、透熱灸の一種、すなわち有痕灸です。熱さを感じたところで消す知熱灸ではありません。
選択肢の確認
1.棒灸-温灸
正しい。皮膚から離して温熱を与える無痕灸であり、温灸に分類されます。
2.紅灸-隔物灸
誤り。隔物灸は皮膚と艾炷の間に物をはさむ方法です。
3.八分灸-透熱灸
誤り。八分目で消火するため無痕灸に分類されます。
4.糸状灸-知熱灸
誤り。糸状灸は艾炷を燃やしきる透熱灸(有痕灸)です。
覚えるポイント
- 有痕灸=透熱灸(糸状灸を含む)、焦灼灸、打膿灸。
- 無痕灸=知熱灸、八分灸、隔物灸、温筒灸、棒灸(艾条灸)、灸頭鍼。
- 棒灸は輻射熱、隔物灸は伝導熱。
- 顔面部や皮膚の弱い人には無痕灸を選ぶ。