20PM153|第20回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第20回午後(科目未分類)
透熱灸を避けるべき部位はどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
透熱灸を避けるべき部位を問う安全管理の問題です。
灸痕が問題となる部位を選びます。
解説
透熱灸は艾炷を皮膚上で最後まで燃やしきる有痕灸であり、施灸部には熱傷による**灸痕(瘢痕)**が残ります。
そのため、瘢痕が目立って美容上の問題となる顔面部は、透熱灸を避けるべき部位の代表です。したがってこれが正答です。顔面部に施灸する場合は、知熱灸や温灸といった無痕灸を選びます。
このほか避けるべき部位として、粘膜、眼球周囲、外陰部、化膿しやすい部位、知覚が鈍く熱さに気づけない部位、血行障害のある部位、関節の可動部などが挙げられます。
頭頂部は頭髪に覆われるため瘢痕が目立ちにくく、百会などへの施灸は行われます。
下腹部と殿部も衣服に覆われる部位であり、関元、気海、次髎などへの施灸が一般的に行われます。
なお、糖尿病、末梢循環障害、副腎皮質ステロイド薬の長期使用など、創傷治癒が遅れ感染しやすい状態では、部位にかかわらず有痕灸を避ける配慮が必要です。
選択肢の確認
1.頭頂部
誤り。頭髪に覆われる部位であり、施灸は行われます。
2.顔面部
正しい。灸痕が目立つため、透熱灸を避けるべき部位です。
3.下腹部
誤り。衣服に覆われ、関元や気海への施灸が行われます。
4.殿部
誤り。衣服に覆われ、次髎などへの施灸が行われます。
覚えるポイント
- 透熱灸を避ける部位=顔面部、粘膜、眼球周囲、外陰部、知覚鈍麻部、血行障害部。
- 顔面には無痕灸(知熱灸、温灸、棒灸)を選ぶ。
- 糖尿病、末梢循環障害、ステロイド薬長期使用では有痕灸を避ける。
- 施灸前後の消毒と、水疱への適切な対応が重要。