20PM156第20回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第20回午後(科目未分類)

灸刺激の伝導路に関与するのはどれか。

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正解: 2

正答

2

この問題のポイント

灸刺激(温痛覚)の伝導路を問う問題です。

痛覚に関わる経路と、触圧覚・深部感覚の経路を区別します。

解説

灸による熱刺激は、主に無髄の**C線維(IV群)と細い有髄のAδ線維(III群)**によって伝えられ、脊髄後角で二次ニューロンに乗り換えます。

上行路の一つである脊髄網様体路は、脳幹の網様体に投射します。延髄網様体はその重要な投射先であり、そこから視床の内側核群や大脳辺縁系、視床下部へ情報が伝えられます。この経路は、痛みに伴う不快な情動、自律神経反応、そして下行性疼痛抑制系による痛みの制御に関与します。したがって延髄網様体が正答です。

**後索核(薄束核と楔状束核)**は延髄にありますが、識別性触覚と意識的な深部感覚を伝える経路の中継核です。温痛覚の経路ではありません。

内側毛帯は、後索を上行した線維が後索核で乗り換えて交叉した後に形成する経路で、こちらも触圧覚と深部感覚を伝えます。

**腹側脊髄視床路(前脊髄視床路)は、主に粗大な触圧覚を伝える経路とされます。温痛覚を伝える主要な経路は外側脊髄視床路(新脊髄視床路)**です。

選択肢の確認

1.後索核
誤り。識別性触覚と深部感覚の中継核です。

2.延髄網様体
正しい。脊髄網様体路の投射先であり、灸刺激の伝導に関与します。

3.内側毛帯
誤り。触圧覚と深部感覚を伝える経路です。

4.腹側脊髄視床路
誤り。主に粗大な触圧覚を伝えます。

覚えるポイント

  • 温痛覚の上行路=外側脊髄視床路(識別)脊髄網様体路(情動・自律神経・痛みの制御)
  • 脊髄網様体路延髄をはじめとする脳幹網様体に投射する。
  • 後索路・内側毛帯=識別性触覚と深部感覚。
  • 灸の熱感は主に**C線維(IV群)**が伝える。
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