20PM88|第20回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第20回午後(科目未分類)
深部組織への温熱効果が最も高い物理療法はどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
物理療法の作用の深さを問う問題です。
温熱がどこまで届くかで比較します。
解説
超音波療法は、周波数の高い音波の振動によって組織内に熱を発生させる方法で、深部加熱の代表です。深さ数センチメートルの筋、腱、関節包などに温熱効果を及ぼすことができ、選択肢の中で最も深部への温熱効果が高くなります。したがってこれが正答です。腱や靱帯など、コラーゲンの多い組織でよく吸収される性質があります。
低周波療法は、電気刺激により筋を収縮させたり、鎮痛効果を得たりする方法で、温熱を目的とするものではありません。
紫外線療法は、皮膚の表層に作用します。殺菌作用やビタミンDの生成、皮膚疾患の治療に用いられますが、温熱療法ではありません。
赤外線療法は、熱を伝える代表的な光線療法ですが、到達するのは皮膚とその直下の**浅い層(表在加熱)**にとどまります。ホットパックや温湯浴と同じく表在性の温熱療法に分類されます。
このように、温熱療法は表在加熱(ホットパック、赤外線、パラフィン浴)と深部加熱(超音波、極超短波、短波)に分けて整理すると理解しやすくなります。
選択肢の確認
1.低周波療法
誤り。電気刺激による筋収縮や鎮痛が目的であり、温熱療法ではありません。
2.超音波療法
正しい。深部加熱の代表であり、筋や腱に温熱効果が及びます。
3.紫外線療法
誤り。皮膚表層に作用し、温熱療法ではありません。
4.赤外線療法
誤り。表在加熱であり、深部には届きません。
覚えるポイント
- 深部加熱=超音波、極超短波(マイクロ波)、短波。
- 表在加熱=ホットパック、赤外線、パラフィン浴、温湯浴。
- 超音波は腱や靱帯でよく吸収される。
- マイクロ波の治療器と鍼通電装置は近接して使用しない。