20PM89|第20回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第20回午後(科目未分類)
上肢の屈筋共同運動で正しい組合せはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
脳卒中片麻痺の共同運動パターンを問う問題です。
上肢の屈筋共同運動がどのような肢位をとるかを整理します。
解説
共同運動とは、脳卒中片麻痺の回復過程で現れる、複数の関節が決まったパターンでしか動かせなくなる状態です。上肢には屈筋共同運動と伸筋共同運動があります。
上肢の屈筋共同運動は、次の組合せです。肩甲帯の挙上と後退、肩関節の外転と外旋、肘関節の屈曲、前腕の回外、手関節と手指の屈曲です。したがって「肘関節-屈曲」が正しく、これが正答です。
肩甲帯は挙上・後退であり、下制ではありません。
肩関節は外転・外旋であり、内旋ではありません。
前腕は回外であり、回内ではありません。
一方、上肢の伸筋共同運動は、肩甲帯の前突、肩関節の内転と内旋、肘関節の伸展、前腕の回内という組合せです。屈筋共同運動と対比して覚えます。
なお、これらの共同運動から脱して個々の関節を独立して動かせるようになることを分離運動といい、ブルンストロームステージのIV以降でみられます。
選択肢の確認
1.肩甲帯-下制
誤り。屈筋共同運動では挙上と後退です。
2.肩関節-内旋
誤り。屈筋共同運動では外転と外旋です。
3.肘関節-屈曲
正しい。屈筋共同運動の中心となる要素です。
4.前腕-回内
誤り。屈筋共同運動では回外です。
覚えるポイント
- 上肢の屈筋共同運動=肩甲帯挙上・後退、肩外転・外旋、肘屈曲、前腕回外。
- 上肢の伸筋共同運動=肩甲帯前突、肩内転・内旋、肘伸展、前腕回内。
- マン・ウェルニッケ肢位=上肢屈曲、下肢伸展。
- ブルンストロームステージ=弛緩→共同運動→分離運動へと回復する。