21AM1|第21回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第21回午前(科目未分類)
医療の需要を最も増大させる要因はどれか。
解答・解説を見る
正解: 3
正答
3
この問題のポイント
医療の需要を増大させる要因を問う問題です。
需要(必要とされる医療の量)と供給(提供される医療の体制)を区別して考えます。
解説
人口集団の高齢化は、医療の需要を最も大きく増大させる要因です。高齢になるほど有病率が高まり、複数の慢性疾患をあわせもつ人が増え、受療率も入院期間も長くなります。日本では高齢化率が上昇し続けており、国民医療費のうち高齢者にかかる割合が大きくなっているのはこのためです。したがってこれが正答です。
医療機関の増加は、医療の供給を増やす要因です。供給が増えることで受診しやすくなり、結果として利用が増える面はありますが、需要そのものを生み出す根本の要因ではありません。
先進医療機器の導入も供給側の要因です。診断や治療の質を高め、医療費を押し上げる要因にはなりますが、需要の増大を直接もたらすものではありません。
医療報酬の引き上げは、医療費(費用)を増やす要因ですが、患者が必要とする医療の量そのもの、すなわち需要を増やすものではありません。
このように、需要側の要因(高齢化、疾病構造の変化、健康意識の高まり)と、供給側や費用の要因を区別することが要点です。
選択肢の確認
1.医療機関の増加
誤り。供給側の要因です。
2.先進医療機器の導入
誤り。供給側の要因であり、医療費を押し上げる要因です。
3.人口集団の高齢化
正しい。有病率と受療率の上昇により需要を大きく増大させます。
4.医療報酬の引き上げ
誤り。費用を増やす要因であり、需要そのものではありません。
覚えるポイント
- 医療需要の最大の要因=人口の高齢化。
- 高齢者では有病率、受療率、入院期間が高まる。
- 国民医療費は高齢化と医療の高度化により増加傾向。
- 疾病構造は感染症から生活習慣病中心へ変化した。