22PM160第22回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第22回午後(科目未分類)

無痕灸による局所炎症反応でみられるのはどれか。

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正解: 2

正答

2

この問題のポイント

無痕灸による局所反応を問う問題です。

有痕灸との違いが要点です。

解説

無痕灸は、皮膚に瘢痕を残さない灸法で、知熱灸、温灸、棒灸、隔物灸、灸頭鍼などが該当します。組織を破壊するほどの熱傷をつくらず、温熱刺激を与えることが目的です。

この温熱刺激により、皮膚の温度受容器と侵害受容線維が興奮し、軸索反射によってCGRPなどの神経ペプチドが放出されます。その結果、細動脈が拡張して局所の血流量が増加します。施灸部が赤くなり温かく感じられるのはこのためです。したがって血流量増加が正答です。血流の増加は、局所の代謝を高め、発痛物質や老廃物の除去を促すと考えられています。

血管透過性低下は誤りです。温熱刺激により血管透過性は亢進し、程度によっては軽度の腫れを生じます。

組織の変性は、有痕灸(透熱灸、焦灼灸)によって生じる変化です。無痕灸では、組織を破壊するほどの熱傷をつくらないことが前提であるため、これは当てはまりません。

白血球数増加は、組織の傷害に伴う炎症反応として生じるものであり、有痕灸でより明確にみられる反応です。無痕灸による局所の温熱反応として第一に挙げられるものではありません。

無痕灸は、顔面部や皮膚の弱い人、糖尿病や末梢循環障害のある人、小児、高齢者など、有痕灸を避けるべき対象に適した方法でもあります。

選択肢の確認

1.血管透過性低下
誤り。温熱刺激により血管透過性は亢進します。

2.血流量増加
正しい。血管の拡張により局所の血流が増加します。

3.組織の変性
誤り。有痕灸によって生じる変化です。

4.白血球数増加
誤り。組織傷害に伴う炎症反応であり、有痕灸で明確にみられます。

覚えるポイント

  • 無痕灸=瘢痕を残さない。温熱刺激による血管拡張と血流量の増加が主な局所反応。
  • 有痕灸=熱傷による組織の変性と炎症反応(白血球の集積)。
  • 血流増加の機序=軸索反射によるCGRPの放出、血管拡張。
  • 無痕灸は顔面部、皮膚の弱い人、糖尿病、小児、高齢者に適する。
22PM15921AM1
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